知能:高い　知覚:魔法　反応:敵対的
言語:交易共通語、汎用蛮族語、ドレイク語、魔法文明語　 生息地:さまざま
知名度／弱点値:12／17　弱点:回復効果ダメージ+3点
先制値:18　移動速度:20
生命抵抗力:19(26)　精神抵抗力:20(27)　穢れ点:5　

部位数:3（胴体／翼×2）　コア部位:胴体

○再生＝8点

〆操霊魔法限定8レベル／魔力11（18）
　8レベルまでの操霊魔法のうち、以下のもののみ行使します。
　【クリエイト・アンデッド】【ダブル・インディケイト】【リザレクション】

〆魚群を吐き出す
　「射程：50m」「形状：射撃」で、任意の地点にアンデッド化した魚群を吐き出します。
　この魚群は、直後から行動します。ブルーキラーの群れ（⇒『BT』72頁）のレブナント（⇒『BT』92頁）として扱い、「〆群がる」で与える物理ダメージは「2d+5」点となります。
　この能力は連続した手番には使えません。

〆死体を取り込む
　自身の存在する乱戦エリア内のアンデッド1体を取り込み、一時的ながら生前のように翼を動かせるようにします。取り込むアンデッドは魔物レベルが5以下であるものに限られ、いっさい抵抗できません。
　20秒（2ラウンド）の間（＝直後の手番いっぱいまで）、使用した［部位：翼］の命中力が「17（24）」、打撃点が「2d+15」点に変化します。

　新たな王の座をめぐる動乱の中、敗れて“多島海”の底へと没した、ドレイクバロン（⇒『BT』50頁）です。しかし、その無念と悲憤は死してなおも果てず、やがてハイレブナント（⇒『BT』98頁）と化しました。
　
　翼の破損は死亡時よりも以前、海上で撃墜されたときの状態であるため、アンデッド化した後も、破れ帆のようなズタズタの状態です。身動きできないまま溺れ死にした後も、死体は魚群にあさられ、ところどころの骨格が露出したおぞましい竜形態のままです。
　眼球も欠落していますが、虚ろな眼窩の奥からは、無数の小さな眼が生者を見据えます……今でも体内には無数の魚のアンデッドがひしめいているのです。ブレスすら吐けないほどの損壊ですが、代わりに、これらを吐き出すこともあります。
　
　スリョーズィは、怨嗟のままにアンデッドを作り出す以外、魔法を使うことはほとんどありません。複数のワイト（⇒『BT』94頁）を従えていますが、同時に動かせる数は、「逐次指示に従え」（⇒『WT』32頁）に従います。なお、スリョーズィもワイトも、水中適性を持つわけではありません。

　この魔物は12個の〈剣のかけら〉によって強化されています。
　データはすでにHP、MP、抵抗力を強化したものです。
　この魔物を倒した場合、「珊瑚海の福音（30点）」の称号と追加名誉点を得ます。