我が意思は迷宮の誘惑に負けることなし : 日誌
カトレア 夜々 2019-08-03

そう──。
あれはバナナビーチに魔剣の迷宮が出現したときのことじゃ。

数々の苦難を乗り越えて辿りついた先は、まるで真夏の如し。
そこに待ち構えていた卑怯者どもが、我に断りもなく無断で我が雄姿を羨望の眼差しで眺めておった。

周囲には、並々と水が満たされたアトラクションと並び立つ露店、目を引く催し物ばかり。
破廉恥なリーリエがアトラクションの誘惑に負け、食いしん坊のヴィンが食べ物の誘惑に負けるとも、しかし、我はリンゴ飴とたこ焼き、綿飴などを片手にそれらの卑劣な罠に負けることなく、迷宮を突破したのだった。

我が硬き意思が魔剣の迷宮を打ち砕いたことを、皆の者も知るがいい。

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