この倦怠極まる灰色の世界において、紅の華花は未だ見つから無い。 唯一俺を導いた彼の声からの応えは無い。 冒険者としての戦いは確かに刺激的だ。 命と命を薪に、魂を燃やすことに事欠かさない。 しかして、すぐ終わる。暇潰しにならん。