もう☆5を名乗れるほどの冒険者となりました。 恐ろしいモノ、悍ましいモノ、汚らわしいモノ。 多くを見、そして打ち破ってきたのです。 にも拘らず、メルーサの街を襲った大腐鳥の姿を目にした時、私は恐怖を押し殺すことができませんでした。 私だけではありません。 共に戦ったパーティーの仲間たちもです。 それでも皆、震える手で武器を振るい、押し殺した声で呪文を唱え、敵を撃破することができたのです。 安堵したその先に、本当に恐ろしいモノを見ました。 ああ、まさか。 守りの剣が砕かれるなんて!!