二回目の冒険でした! : 日誌
リーシャ  (投稿時キャラデータ) 緒方 2019-08-05

 今日の依頼は食堂のメアリさんが出した食材集めでした。
 なんでもこの百の剣亭恒例なのだという、依頼争奪戦の最中に出会った先輩冒険者の皆さんとご一緒して、依頼者に話を聞いたところ、なんと目的の食材というのは昆布とのこと!
 私の故郷は田舎の海沿いの村で、家の手伝いに海に出たことがあるので、最初はこれくらい簡単だと思ったけど、わざわざ冒険者に依頼して採取する食材がそんなに甘いはずがない。なんと目的は昆布型モンスターだったのです。

 その日のうちにメアリさんが用意した船に乗って昆布が居るという無人島へと向かい、夜も遅いので一泊してから朝早くに討伐へ向かうという話になり、私達はワイワイとキャンプをしました。ご一緒した先輩冒険者のライルさんの料理はとても美味しくて、また今度食べてみたくなっちゃうくらいでした。
 次の日の朝早く、メアリさんに叩き起こされた私達は早速海を泳いで目的の島へと向かいました。何でもそこは目的の昆布より上位の(意味がわからないです)昆布が生息しているようで、メアリさんがモンスターの強さを見分けることが出来るという、高いマジックアイテムを貸してくださいました。

 出会う昆布たちは皆私なんかより遥かに強いようで、そんなのが何種類も現れてなんだか頭が痛くなってしまいました。
 ふとした拍子に、上位種に目をつけられた私達は逃げ出しましたが相手は素早く、今回組んだパーティーで唯一の男性であるライルさんが殿に残って皆を逃してくださいました。そんな彼にリダイレクト・ウーンズを掛けてから逃げた神官様のイズさんが一歩遅れてしまい怪我を負い、私達はライルさんとイズさんの二人の治療をおこない、小休止してから探索を再開しました。このときもう一人の神官様であるエイスさんが見せた回復魔法は圧巻の一言で、傷がみるみるうちに治っていきました。
 そしてとうとう現れた目的の昆布!1日に1回自身が攻撃されたときにあげるという悲鳴は半径30mの相手を気絶させるという凶悪なもので、私達は作戦を話し合いました。耳栓を付けて戦うという無難なものに落ち着きかけたとき、それに異を唱えたのがライルさん。
 マギテックシューターの彼は、悲鳴の効果が届かないほど長射程から攻撃できる武器を持っており、それによって悲鳴をあげさせてから私達は昆布へと接近しました。

 今回組んだパーティーで唯一の前衛のセイディさんが、たった一人で前に立って勇敢に昆布の足を止め(昆布のくせに実力は明らかに私達より強かったです)、それを後衛の私達が支援しながら攻撃を行うという作戦。
 昆布は私の魔法に抵抗する高い精神抵抗力の持ち主で、思うようにダメージを与えられず、そんな中大活躍したのがライルさん!彼の銃弾で昆布を倒すことに成功した私達の前に現れたのは、新たな昆布。しかも最上位種でした。
 青ざめる私達を逃がすために、またもやライルさんが殿に残ることになりました。唸りを上げる最上位種の攻撃。当たればただでは済まないのは、未熟な私でも見て分かりました。しかし彼は見事な足さばきでそれを回避して逃げ出すことに成功。

 私達は誰一人欠けること無く無事に生還しました。その後私達は無人島にしばらく滞在し、昆布狩りの日々を送り、ライルさんとメアリさんの美味しい食事に舌鼓を打ちながら過ごし、必要数を狩ってから帰還しました。
 大変なこともあったけど、私達が狩ってきた昆布で作られた食事はとても美味しくて、行って良かったと単純な私は思ったのでした。

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