ある村に繰り返し現れるアンデッド。
村人を積極的に襲うことはなくとも放っておけるものではなく、神官の多いパーティーで解決に向かうこととなりました。
アンデッドと共に現れる謎の霧。
その奥にあったのはイーヴ神殿の移動要塞でした。
かつては誇り高い神官戦士だったのでしょう。
しかし、蛮族に敗れ、死後も利用され続ける姿のなんと哀れなことか。
今も変わらずイーヴ神の戦士として戦っていると思い込みながらも、祈りを捧げる相手は第二の神々であるだなんて。
討伐後、彼らはイーヴ神官であるランダートさんの手で弔われることとなりました。
これで正しく神の元に還ることができたでしょう。
どうか、良き来世を送ることができますように。
追記
村人に積極的に攻撃を仕掛けなかったことから、村の近くで見つかった冒険者のアンデッドもイーヴ神殿の関係者かと考えました。
ですがよくよく思い出してみると、冒険者のアンデッドは10年ほど前のもの。
魔動機文明語が使われていた時代の神官たちと関係ある筈がないのです。
あれはいったいなんだったのでしょうか。
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