冒険者に。 : 日誌
アニムス・バズカ  (投稿時キャラデータ) Farner 2019-11-23

この文章は魔法文明語で記述されています。

 私が目覚めたとき、傍には誰もいませんでした。衣類もなく、一糸纏わぬ姿で外をふらついていました。無かったのですから仕方がありません。野盗等に見つからなかったのは本当に運がよかった。
 私はハイマンという古代魔法文明デュランディルに生み出された種族であり、おそらく何らかの要因で眠らされていたのでしょう。種族柄のモノもあると思われますが、記憶が混濁としており自分が分かりません。今、これを書いている"私"は記憶の内の誰なのか。とりあえずは真っ先に頭に浮かんだ{アムニス・バズガ}という名前を使わせていただくことにします。今後も記憶の整理がてら日記を書かせていただくとさせていただきましょう。

 記憶の整理はさておき、まずは生計を立てなくてはなりません。私は闇夜に煌めく最寄りの街に赴きました。そこは人族の街でしたが、驚いたことに私の言葉が通じないのです。困りました。一体どれほどの時間が経過したのでしょうか。いくつもの見覚えのないものを目の当たりにして、つい好奇心のままにふらふらとしていたら、偶然言葉の通じる方に出会いました。この方に出会っていなければ、私は路頭に迷い、草を食んでいたことでしょう。いつか恩を返したいですね。

 彼は私の眼をじっと見ました。うっとりするほどにきれいな瞳でした。言葉の通じない孤独感もありましたが、惚れっぽくていけませんね。反省です。彼は私に発動体を手渡しました。結果的に、私には真語魔法と操霊魔法の魔力が宿っていることが判明したのです。そして、彼は親身に私の現状を聞くと冒険者を薦めて下さいました。そうして、私は晴れて冒険者となりました。ただ、冒険者が何かはまだあまり分かっていません。蛮族と戦ったり、遺跡を探索すると言ったことをするそうです。御貴族様や義勇兵のような印象を受けました。

 紹介された冒険者の宿“炭焼ひよこ亭”。正直、ここでのことは全く覚えていません。人ごみに押されて、いつの間にか登録手続きが完了し、気が付いたら蛮族との戦いに送り出されていました。後日、ちゃんとお店のことを知っておかねばなりませんね。同行した人には見たこともない武器を使っている人もいました。ガンというらしいです。

 依頼では辺境の村に蛮族退治のために赴きました。どの時代も辺境の村は同じな様で安心しました。そこには他の冒険者の方が負傷の為滞在しておられて、同行した方と握手していてとても仲がよさそうでした。平民とも仲良くできるあたり、この地を統べる魔法王は余程の人格者なのでしょう。いつか謁見願いたいですね。

 蛮族は4匹いました。どれも私の記憶にはありません。単に遭遇経験がないのか、私の記憶が欠落しているのか、それとも彼らが新種なのか。内1匹は魔法文明語を話し、状況を説明してくれました。交易共通語はほとんど理解できないので助かりましたね。状況を聞くに、親の仇の聖印を取り合ういざこざに村が巻き込まれただけだったようです。しかし、所詮は蛮族。生産性もなく関係ない村を、無辜の民から略奪をすると言い放ちました。これを看過することはできず、討つことになりました。聖印は3人の血を吸った曰くつきのものでしたが、最後の持ち主に返却しました。

 戦闘の際に、私は自分の魔力が低いということを自覚しました。それを判断できるほどの何かが私の記憶にあるようです。

報告は以上です。

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