あーしの、とっても大切なお友達が、突然、いなくなりました。
風のうわさでは、神様になったとか。
最初は、冗談だと思っていましたが、どうやら本当のことのようで。
それが、本当なんだと思うと、なんだか、とっても、とっても、とっても、胸が痛くなって
とても、お仕事を続けられないので、少しお休みをいただきました。
こうして、いま、日誌を書いて、心を落ち着けています。
どうやったら、オルガちゃんに会えるんだろう。
そう考えていると、どうしても〈×〉が目に入ってしまいます。
あーしは、ルーンフォーク。何度向こうに行っても、穢れることはない。
探しに行けるのでは、ないか。一緒に向こうにいけるのでは、ないか。
記憶がなんだ。試してみないと、分からないじゃないか。
そんなとっても、くだらなくて、馬鹿な考えが頭をよぎってしまいます。
少し、相棒たちは、お休みしてもらいましょう。引き出しの奥にしまっておきます。
きっと、そのうち、いいことがある、でしょう。
今日はお休みします。
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結局、あの後、一睡もできませんでした。こんなことは初めてです。あのロクデナシと離れた時は
いっぱい泣いた後は、熟睡できましたのに。
昨日の夜は、馬鹿げた考えだと、書きましたが案外悪い考えではないのかもしれません。
そう思えてしまうあーしは、なんだかおかしくなってきているのかもしれませんね。
失うのは、ちょっとのお金と記憶だけ。
お金は、☆6になりましたし、いい依頼に巡り合えたら簡単に手に入ります。
記憶は…記憶は失うのは、とっても残念ですけども、こう考えましょう。
この日誌や、思い出の品で補えばいい、と。この体の記憶は、あくまでサブだと思えば、惜しくありません。
記憶を失ったあーしが、ちゃんと続けてくれるかは、多分大丈夫でしょう。
なにせ、オルガちゃんと初めて会った時から、この子とは仲良くなれると直感で分かったんですもの。
どのあーしも、きっとそう思います。それに、日誌もこうやって書いてます。んふふ。
馬鹿げて、おかしくて、とても人には話せない事で………………………………………こうでもしないと、もっとおかしくなってしまいそう。
駄目ですね。考えが狭くなってきています。
もう少し、何かいい考えがないか、時間をかけて考えましょう。
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だめですダメです駄目です。これは必要ないです。
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