私の姿。 : 日誌
旧アニムス・バズカ  (投稿時キャラデータ) Farner 2020-01-15

この日記は魔法文明語で記述されています。

私の姿は、私の体のどこかにあるハイマンの魔法陣が、私が受け継いだ記憶達の"誰か"を他者に見せます。
人によっては少女に、青年に、老婆などに見えるそうです。

この見える姿が変わる身体に気付くのに、そう時間は掛かりませんでした。
ですが、私はこの能力のことは放置してきました。
私自身にもどうしようもなく、大体1人につき1人の姿しか見えないため、特にこれといった問題も起きなかった為です。
中には例外もいて、ころころ見える姿が変わったり、知った上でを利用して見える姿を変えて遊ぶ者もいました。

私は現状、鏡に映る自分の姿に心当たりはありません。
"彼女"はこの肉体の本当の姿なのでしょうか。
それとも、未だ戻らぬ記憶の主なのでしょうか。

目覚めてから暫くして、今現在多くの記憶が戻ってきており、私の中に定着しています。
おかげで、他者から私の特徴を聞けば彼らに見えているのが"誰"だか凡そ分かるようになってきています。
今は記憶を"記憶"として認識することで自我を保っていますが、いずれ蘇る記憶達に"私"が押し潰される日が来ることでしょう。偶に"私"は、未来の"誰か"の中で巡る追体験の一つなのではないかと思うことすらもあります。

"アニムス・バズカ"と言う名は、不死王の実験台から産み落とされ、何も成せないまま実験台として短い生涯を終えた少女の名でした。出生環境が悪すぎたとしか言いようがありません。
彼女の無念さは、何十と輪廻を巡った"私"にまで及ぶほどです。

- 既読者数:20 いいね!:0
2018.10.15から集計
ソード・ワールド2.5およびソード・ワールド2.0は、グループSNE、および富士見書房の著作物です。