愛 : 日誌
レヴィナス・バスターロード  (投稿時キャラデータ) いずみ 2018-09-17

奇妙な依頼が続く。

月から来たと称する女性、カグヤ。結婚式をあげようとするオーガたち。
それこそ、月の魔力がもたらす混沌としても、その理解は難しい。

そして、スイ殿。
マギテックギルドにより戦闘における破壊を求められるルーンフォーク。依頼の範疇ではないが、これもまた奇妙な出会いとも言えよう。

無理に共通点を探る必要はない。
が、それでもそれを求めるならば、これらは皆、愛着に起因するとも言える。

この地、ラクシアを──あるいは義理の祖父母を愛するがゆえに故郷に弓引いたカグヤ殿。
人知れぬ遺跡で愛を語ろうとしたオーガ。
そして、おそらくは、使用者の愛着によって稼働限界を引き延ばされようとするルーンフォーク。

三者三様なれど、愛は、人の──それは人族であろうが蛮族であろうがあるいは「月の民」であろうが──行動理念のひとつには数えられようか。

ボクにまだ愛は──ない。いや、あるいは書籍への思いはそれか?
しかし、命を投げ出すほどのことは、この胸のうちにはまだなかろう。

それは幸いかもしれず、不幸かもしれぬ。
スイ殿にあのように言い放ってはみたものの、所詮はボクとて不確かな自我の上に立つもの。エゴをもとに言葉を発してみたところで、それが時の気分による惑いではないという保証はないのだ。

キャーロ殿にも悪いことをした。レガート殿に手を下させてしまったあのときと、ボクは何も成長してはおらん。ケースバイケースではあろうが、あるいは、迷いなきことがよいこととも思わぬが、行動理念のなさが招く迷いは望ましくはなかろう。

どうしたものか。ともかく本でも読むとしようか。

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