星の護り手 : 日誌
アルマス・リカラール  (投稿時キャラデータ) ゆうなぎはるな 2020-06-03

ハルーラ神殿の星刻騎士団の正騎士である護法騎士には一つの伝統がある。それは渾名を付ける事。

星刻騎士団の最終試練を受けて、ようやく俺は、星刻騎士団の正騎士である護法騎士になる事が出来た。後日、星刻騎士団の正式装備であるドントレシアの堅忍大鎧を使った正式装備も贈るとの事だった。今の俺には装備できないが,専用にするのにかなり時間がかかるらしいので、完成するころには防具習熟も少しは身につくだろう。

さて渾名なのだが、セラフィナ義姉さんの『千の護星(まもりほし)』にあやかり『星の護り手』と名乗る事にした。これは、先日の、義姉さんの剣が起こした魔剣の迷宮に迷い込んだ時に、在りし日の義姉さんに誓った事から決めた。

あの事件、今にして思うと、必然だったのかもしれない。ハルーラの導きなのか、それとも偶然なのかはもちろんわからないが、あの魔剣の迷宮で、巻き込んだ仲間達とサーニャにはとんでもない迷惑をかけてしまったが、それでも彼ら彼女らと、そして魔剣の迷宮の主となった在りし日のセラフィナ義姉さんのおかげで、俺はようやく、止まっていたあの日から前に進めた気がする。迷宮から出た後、涙が出た事も、過去に捕らわれていた自分がやっと義姉さんの本当の想いを素直に受け止められるようになったことも。

改めて、俺はセラフィナ義姉さんの目指した所、さらにその先に向けてがんばらないとな。まぁ『今の世の中をより良き方向に導く』なんつー大それたこと、当然一人でできるわけでもなし、サーニャや他の人に頼りまくるだろうが、目標は大それたくらいデカいほうが面白いから、それも悪くないな。

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