こんなこと…妖精さんにも、ミノリさんにも、おかあさんにも…誰にも言えないからこうやって、紙に話す。誰にも言えない、誰かに聞いて欲しいわたしの独り言
(過激派)ライフォス騎士の依頼で向かった村。異教徒の村かもってことだから潜入捜査してきてって
そうしたら、本当に異教徒…カオルルウプテを信仰していた。けど、小さな村でみんな頑張って楽しそうに自給自足していた。そんな…人を襲っても、労働を強いてもない普通の村だった…だったのに……どうして、なの。どうして滅ぼしたの…
…………ちょっと経ってわかった。わたしのせい。わたしが報告をして、最後の夜報告をしなかったから。あの時、勇気をだしてみんなを守るために騎士たちを説得させなきゃだめだったのに。わたしが、わたしがみんなを…もっと、いきたかったみんなを……終わらせちゃった。守られるばかりで、優しくされるばかりで、守ることも、優しくすることもできないわたしがきらい…どうしたら、よかったのかな
フィル・シェラート
依頼を終え、ブランブルグに帰還した日の日記1/1
「 」残るは空白の箱。あと濡れた日記
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