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20180930_1 SW2.5/2.0 セッションログ : 百の剣亭 Cルーム : 2018 年 9 月 30 日

2018/09/30
SYSTEM
19:31:09
GM弾爵様が入室しました。
GM弾爵
19:33:35

       赤い半月の悪夢

 君には、かなえたい夢や願いがありますか?
SYSTEM
19:34:39
マイネリーベ様が入室しました。
マイネリーベ
19:36:53
 ふわふわピンク髪の聖女見習。穢れなき魂のヴァルキリー、16歳にしては胸は大きめ。
 夢はいくつかありますけれど、幼い頃からの夢は……アステリアさまのお声を聞くこと。
 マイネに、聖女らしさを期待してくださる皆さまに、お応えできますように……。  
 学者Lv6、操霊Lv3、詩人Lv2、錬金Lv1、軍師Lv1。
#
19:38:45
悪夢の世界へようこそ 
雨と台風で農家は悪夢の只中ですが
    それでは、始めていきますね
マイネリーベ
19:39:42
 どんなに悪い夢を見ているときでも、そこには救いがありますのよ。
 だって、悪い夢を見ることができるということは、自分がそこにいて、生きているということですもの!
 よろしくお願いいたしますの!
#
19:39:58



         黒く、腐った血の奔流に呑まれる悪夢を見た
19:40:45

     マイネリーベが瞼を開けると、悪夢に見た光景が広がっていた

        濁った血の赤が視界を埋め尽くしている

19:41:14

・・・ドックン・・・・ドックン・・・・ドックン・・・ 

19:41:41
    耳に届く音は、くぐもって現実感が無かったが
       その柔肌は、空間が脈動していることを直に感じる
19:42:33

    ヌラヌラと粘性をもって輝く管が、重なり合って壁や床を形成している

           この空間の脈動に合わせて、管の中を黒い液体が 蠢いている

19:43:07

   管の折り重なりが天蓋を成し、重なりの間から、
       赤い半月が輝いているのが見えた
19:43:25
RPをどうぞ
マイネリーベ
19:46:08
 そんな座右の銘が、掌を返しそうな、おぞましく深い深い深い赫色。
 知っている。
 大切なひとが傷ついたとき、そこから流れ出てしまう色だ。
 命の色、死の色。
 
 恐怖があるとするならば、それは募る喪失と焦燥に怯えるから。
 嫌悪があるとするならば――……聖女見習の稚い心には、気持ち悪い、という概念は薄いようだった。
 好奇……というには、そのような明るさや積極性は薄いものの、純粋に、こう思うのだ――
「わあ……これ、何でしょうかしら……?」
 ――と。
 
 周りを見回す……前に、自身の、体勢や格好などにもよるところだろう。
 横たわっているような類だったならば、まずは、身を起こす。
#
19:49:25

 マイネリーベが、悪夢から目覚めたときは、仰向けの姿勢で赤黒い床に寝ていた

 着衣が乱された様子はなく、冒険に持っていく装備を身に着けている

 おかしい、確かに昨夜は、宿舎のベッドで眠りについた筈だ
19:52:30

上半身を起こして周囲を見渡すならば、そこが、悍ましい管の重なりによって形成されたトンネルのような空間であると認識できる

赤黒いトンネルは、前後の闇に向かって延びているが、その先を暗視を持たないマイネリーベは見通すことが叶わない
マイネリーベ
19:53:35
「ぅ、ん…………」
 まるで、鳥籠の中みたい。毛細血管で織り成された、小鳥の飼うための籠。
 自分でそう感じたことは一度もないが、神殿の中で飼われている小鳥に喩えられたことはある。
 鼓動を感じる……心臓は、自分自身か、それとも細管格子の彼方の赤い月か。
 
 淡い黄色の、薄い短衣。同色の長手袋に長靴下、髪の左右の飾り布も同じ色。
 もとより寸鉄など――魔法の道具など以外は所持していない。鎧と呼ぶほどのものもない。
 けれど、眠るときは裸になるのが普段だから、着衣なのはやっぱり不思議。
「……マイネ、夢遊病になってしまいました……わけでもないみたい、ですかしら……」
19:54:35
 立ち上がって、軽く跳ねてみる。
 床を形成する管の質感が、靴裏に伝わる、だろうか。
#
19:55:20

 赤黒い通路は、君の前後に延びている

   ドックン・・・ドックン・・・ドックン・・・

空間の放つ脈動が足を伝わり、これが自身の鼓動ではないと認識できるだろう
マイネリーベ
19:57:54
「不思議な場所ですの!」
 不安と怪訝と未知を、凝集したならば、そのような稚い語彙となるようだった。
 どちらかに進む……しかないようだが、双方向、どちらも変わりない闇……に見える。
 むー、と悩んだ後、まずは、いつものように。
 ――壁を形成する管を、あろうことか、ぺろっと軽く舐めてみる。
 マイネリーベの見識や薬品学は、だいたい、このように始まる。
#
19:58:42

   通路を形成する管に見えるそれは、

 例えるなら、死して時を経過した野獣の腐肉を踏みつけたような、そんな感触だった

  触感は・・・薬品学判定をどうぞ
マイネリーベ
19:59:57
 あまり気持ちいい感触ではなさそうだ。
 足下が、ぐねぐねぐちゅぐちゅしている。
 
 薬品学は――
2D6 → 3 + 2 + 【10】 = 15
#
20:01:37
  
   通路の形を成す管の表面に粘性をもってぬめり輝いていたもの・・・・これが何かはマイネリーベには知る由もなかった

 腐肉から滲み出た脂肪分が近いだろうが、おそらく彼女にはわかるまい
20:03:01

  ドックン・・・ドックン・・・ドックン・・・

  管を巡る黒い液体のようなものは、赤黒い通路の先へと、一定方向へ、向かって流れているようだった
TOPIC
20:03:57
 悪夢の通路         ← 流れ ←   マイネ   ← 流れ ← by GM弾爵
マイネリーベ
20:04:18
 きっと――普通ならば。
 斯様な、怪異とした闇の中、孤独に囚われたことを知れば、
 萎縮しきって蹲るか、感情の抑制が崩れて笑い出すか、そうした何らかの狂気的な振る舞いが、少なくないのだろう。
 まぁ、管を舐め始めるのも、傍目には、おかしいといえばおかしいのかもしれないが……。
 
「うーん……よくわかりませんの!」
 無知の知なる、真理への第一歩を踏み出した少女は、
 実際にも、流動に従うように、その先へ歩み出す。
#
20:06:52

 
  赤い半月の輝きも、闇の先を見通すほどの光量こそないが、半径10m内で視界の不利を得るほどではない

 マイネリーベが、一歩一歩通路を進む

 通路は、緩やかに左へと弧を描きながら延びていた
20:08:55
 
 通路の行く先を隠している闇が薄れた

 と同時に、周囲を覆っていた通路の気配が後方へと遠ざかる

 ドーム状と思わしき広い空間に出たようだ

   見識判定をどうぞ
TOPIC
20:09:12
 悪夢の通路         ドーム  マイネ   ← 流れ ← by GM弾爵
マイネリーベ
20:09:53
 不思議な、赤い月。
 魔術的な象徴としては、上弦か下弦かでも異なるものだが……そうした儀礼的意味合いを思索するのは、まだ先でよいだろう。
 仰いでいた視線を、織り成された通路へと戻し、足下に留意しながら進む。
 落ちても平気な光羽を宿すとはいえ、上昇能力は無いのだ。

「あ……」
 周囲が開ける――見識。
2D6 → 3 + 1 + 【10】 = 14
#
20:12:49
  
  頭上の半月は、下弦の月 これから更に欠けていき、やがては真の闇に包まれるであろうと予測できる

  うっすらと判別した広い空間は、およそ、直径30mのドーム状をなしており、赤い半月がはっきりと見えたことで、その天蓋に大きな穴が開いているのを確認できた
20:13:42

  マイネリーベは、通路を抜けて、その空間の端に立っている
マイネリーベ
20:16:14
 途方に暮れた――というには、まだまだ子供っぽい活力のようなものを感じさせる佇まいだ。
 体の方は成熟しているため、少しアンバランスではあるかもしれないが。
 いずれにせよ、周囲の……闇色と血色で塗り上げられた絵画の中では、浮いている。今はまだ。
 
「わあ、お月さまが、よく見えますの……」
 円蓋の中央付近まで歩み……なんとなく誘われたみたいに、片手を月の方へと差し伸べながら。
#
20:17:37
   
  天に輝く半月を導に見上げながら、ドーム状の空間の中心を目指し歩むマイネリーベ

  ここで、危険感知判定 目標値10 をどうぞ
マイネリーベ
20:20:35
 それにしても、ここ、どこなのでしょうかしら……?
 という疑問は最初から勿論、あったのだが、こんな場所など記憶にも知識にもない。はずだ。
 遥か遠国、眠りの神が紡ぐおぞましき膿夢など、こうであるという伝えも読んだことはあるが、
 しかし、この地でそれに迷い込むなどということは――
 ――いや、夢は確かに普遍意識の深層に繋がっているという説もあれど。
 
 そうした内容をぼんやりと考えている中、反応はごく鈍い。
2D6 → 2 + 4 = 6
#
20:21:30

  マイネリーベは、頭上を見上げ歩んでいたために、足元に在ったものに気づくのが遅れ、何かに躓き、転倒してしまう
マイネリーベ
20:22:59
「ふゃん?」 月が離れ、代わりに床が飛び込んでくる。視界の話だ。
 背と踝より広がる、実体なき光の羽根が、衝撃自体は無にするだろう。
#
20:24:29

  光の翼瞬きマイネリーベ転倒を免れる

  躓いたものの正体に目を転じると、それは人だった

 周囲に3人の人影が・・・・仰向けに倒れている・・・・

 そして・・・・
20:24:36

  ドックン・・・ドックン・・・ドックン・・・

20:25:08

  ドーム状の空間の中心に、『それ』が居た

  『それ』は、ドロドロと赤く輝く腐った頭部を持っている。
  『それ』は、のたうつ無数の乳房を垂れさがらせている。
  『それ』は、空間の中心で、ゆっくりと回転している。

20:25:49


  『それ』は、君に背を向けているのだろうか?頭部と思わしき部位には、眼や口といった器官は、見えなかった。

 『それ』の周囲に、3人の・・・・人のような影が、倒れていたのだ。

マイネリーベ
20:26:25
 桃色の髪が翻り、また、短衣から露わとなっている白い肩や背――後背の紋様も――を覆う。
 上体を起こし……人影を、のみならず奇怪な形象を、映した双眸を瞠った。
「ゎ…………?」
#
20:27:33

  それぞれに見識が可能
  『それ』は24/31
  倒れている人は一括で10だ
マイネリーベ
20:30:10
 古謡にいう太母のアレゴリーめいた造型に、その見るからに恐ろしい姿に、怯えるべきなのかもしれないが。
 少なくとも姿だけで判断するには、マイネリーベの心、というより情動は、まだまだ幼子のよう。
 挨拶……するべきかを迷う程度の躊躇はあったが、それは忌避よりもまず、何なのかよくわからないためだ。
 
 見識――異形と人影に。
2D6×2 → 2 + 2 + 【10】 = 14 , 1 + 2 + 【10】 = 13
#
20:32:51
 異形については、当然だがまったくわからない・・・だが、『それ』が、決して触れてはならない存在だと本能が告げている

 足元に倒れている人だが、それぞれが体のどこかがおかしい・・・・

 一人は、二つの頭部を持っている。苦悶の表情を浮かべた人の頭と山羊の頭が隣り合って並んでいる。(知名度13:これがキマイラの羊頭部であるとわかった)

 一人は、胸に大きな花を咲かせて、息絶えている(知名度10:これが、ジャイアントバルーンシードの花とわかった)

 一人は、下半身が魔動機の車輪になっている。気絶しているようだが、胸が上下している・・・生命の兆候が見て取れた
TOPIC
20:34:19
 悪夢の通路         『それ』 5  人・マイネ   by GM弾爵
マイネリーベ
20:37:53
「マイネよりも、お胸の数が多いですの……」
 他に注目すべきところは星の数ほどあったが、零れた小声はそうしたものだ。
 聖女として、ネガティブな感情や表情を見せてはいけないものと知りながら育った身ゆえも、あるのだが。
 あっちは……魔法で縫い合わされた獣みたい。
 あっちは……花を咲かせて、命はないみたい。
 あっちは……車輪……? 生きているみたい。
 
 おぞましい異形の様子を窺いつつ、祈るように手指を握り合わせる。
 女神への祈りは届かないゆえ、操霊の癒しだが……花を咲かせた屍体以外の二人へ。
20:39:19
 異形が、反応したり、干渉したり、などして妨げられない限りは、行使を。
#
20:39:39

  双頭の男もやはり息絶えていたようだ
  その頭蓋骨も、不自然に膨張している

  車輪の男は、気絶状態だ、【アウェイク】などで目覚めさせることが可能だ
20:40:43

   空間の中心でゆっくりと回転する『それ』は、何かをしてくることもなく、ただ、そこに在った

 行使は可能、任意でどうぞ
マイネリーベ
20:44:02
 そのような神聖魔法を祈れたならば、どれほどよかっただろうか。
 できないゆえに、自分のことを落ちこぼれだと感じずにいられない。
 気付け薬も一本だけ持っているが……他で要るかもしれないし、急を要さない限りは。
 
 【アース・ヒール】を三度ほど、車輪の男へと施し、
 あとは、『あれ』が月明かりでは見えなくなるくらいまで、男を10mくらい引っ張って離れ、
 そして、膝枕をして、目覚めを待つことにする。
 
 行使と――
2D6×3 → 2 + 2 + 【7】 = 11 , 5 + 6 + 【7】 = 18 , 4 + 4 + 【7】 = 15
TOPIC
20:44:38
 悪夢の通路         『それ』 5  死体 10 車輪男・マイネ   by GM弾爵
マイネリーベ
20:44:40
 ――回復効果。意識が自然回復しないほどの(HP0未満の)深手なら、さらに癒すが。
7 = 0 (1 + 4 = 5) + 【7】 威力 : 0
7 = 0 (2 + 3 = 5) + 【7】 威力 : 0
8 = 1 (4 + 2 = 6) + 【7】 威力 : 0
#車輪の男
20:46:02
 「・・・・うぅ・・・・うっ!!」 
 マイネリーベの膝枕に乗せた頭に力が戻り、重い頭部の圧力が僅かに弱まるのを感じた
マイネリーベ
20:48:29
 こちらから見えないくらいの距離なら、『あれ』の邪魔になりにくいかも、程度の考えだ。
 10mどころか10kmでも離れたくなるのが普通かもしれないが、この場所にいる限りは同じこと、とも思える。
 敵意を向けられない限り、隔意を持たない少女であった。所詮、温室育ちなのである。
 
「……大丈夫……でしょうかしら、ですの……」
 男の髪を、そっと撫でながら。
 覗き込む……には自身の豊かな膨らみが邪魔なので、けっこう前傾しないといけない。
#
20:49:25

 意識を取り戻した男は、たしかに生命力は回復したようだが・・・・

 取り返しのつかないほどに心が壊れた狂人の目・・・それをマイネリーベは施療院などで見覚えがあるだろう

 この男の心は、もうここにはないのだ

 ぶつぶつと・・・譫言を繰り返しているようだ     聞き耳判定目標値10だが、顔を寄せて聞く姿勢のため+2のボーナス修正を得る
マイネリーベ
20:52:21
「ぁ……」
 心は……深くに閉じ籠もってしまったか、それとも、散らばってしまったか。
 長い長い時間をかければ、癒してあげることはできるのかもしれない。少なくとも、その希望を持てるのかもしれない。
 今は……せめて、安心させるように撫でて、そっと歌を唄ってあげることくらいしか。
 
 譫言は――
2D6 → 6 + 1 + 【0+2】 = 9
#車輪の男
20:54:30
マイネリーベが、心の壊れた男の口元へ顔を寄せて聞き取れた内容は、以下のようなもので、同じことを繰り返しているようだ

 「か・・・神は・・・・われらの・・・・神は・・・・魔の・・・神だった・・・・」
「願いを・・・叶えたのに・・・・ううぅ・・・」
「あ・・・・あれが・・・・みんなを・・・・連れて行ったんだ・・・・・」
「うぅ・・・・ひぃぃ・・・・」
「あ・・・うぅぅ・・・来るなぁ!!」

#
20:56:17

 また、マイネリーベは、低い位置へと頭を下げたことで、5mほど離れた床に一冊の手記が落ちていることに気づくことができた
マイネリーベ
20:58:27
「だいじょうぶ……、もう、だいじょうぶ、なのですのよ。恐いことは、ありませんの……」
 そっと、頭を撫でながら。
 この領域には、恐いことしかないようにも思えるが、慰めるときに現実の冷ややかさは必要ない。
 それでも、先ほどの異形を見るに、あまり胸が近いと怯えるかもしれないし、丁寧に床へと頭を下す。
「……? まあ、ご本ですの!」
 手がかりとなるかもしれない。素直に拾い上げ、頁を捲ることにする……。
#
21:02:09
  
 黒い革装調の手記は、【魔法文明語】で書かれていた
 ほとんどの頁は、専門的な研究内容のようだが、最後の方に記されたその内容は以下のようなものだった
失われた神の存在を示す断片を集め続け、とうとう、古の神を招来する秘儀を発見した。

時の彼方に忘れ去られし『イヴ』の加護を受け、我々は、更なる高みへと導かれるのだ。

儀式の用意は整った、長く、困難な探索行に今までついてきてくれた信者たちも、『イヴ』の寵愛を受け、願いを叶えれば報われよう。

神の御使いが我らの前に現れた、どうやら願いをもたぬ者は、神に逢うことすら叶わぬようだ

幾人かの不徳な信者が、御使いによって追い返された

だが、わたしは違う、わたしは世界の平和を願い、そして、わたしはこれから平和を成し遂げる叡智を授かるのだ

『イヴ』よ、わたしに世界を導く叡智を授けたまえ

       後は白紙だ
21:06:43
「あ・・・・あ・・・・ガボガボ・・・・」
 マイネリーベが離れた僅かな隙に、男は舌を噛んで自殺を図ったようだ、自らの血に溺れ、もがき苦しむ・・・
マイネリーベ
21:06:44
「ここにいるかたがたは、追い返されたひとたち、なのでしょうかしら……」
 奇怪な融合や変貌を見回しながら。或いは、叡智なる者に到った人物はまた別にいるのか。
 古の神とは、あそこに在る異形なのか、それとも、あれすら御使いに過ぎぬのか。
 そして、そもそも、この場所は何処であり、どうして此処へ迷い込んだのか。
「……わかりませんけれど、このかただけでも、お助けしないと、なのですの」
21:08:35
 ――と心に決めた途端、様子が急変していた。
「わあ……?」
 慌てて側へ駆け寄り、血で窒息しないように側臥させて、
 意を決して男の口へと指を押し込み、息の道を確保しようと努める。
#車輪の男
21:09:16
「・・・・ゴボゴボ・・・・ガガ・・・」
 マイネリーベに抱かれて、手当を受けたが、肺臓へと流れ込んだ血に溺れた男やがて、事きれた
#
21:10:04

   ドックン・・・ドックン・・・ドックン・・・
     
   後には、空間の脈動と、空間の中心にいる異形

  そして、頭上に輝く赤い半月の輝きだけが残った
21:10:29
   
   マイネリーベは、この空間で、再び一人になった

TOPIC
21:10:43
 悪夢の通路         『それ』 5  死体 10 死体マイネ   by GM弾爵
TOPIC
21:10:50
 悪夢の通路         『それ』 5  死体 10 死体・マイネ   by GM弾爵
マイネリーベ
21:13:00
「だ、だめ、ですのよ……命を絶つのは、いけませんの……っ……いけません、の……」
 手を尽くしたものの、及ばなかった……ようだった。
 動かなくなり――ある種、平穏を得て静かになった男を見下ろす瞳に、じんわりと光の粒が滲む。
 それが、男の頬へ落ちる。一度、二度。
「…………、……アステリア、さま……。どうか、魂の……巡りを、お導きください、まし……」
#
21:14:01

  悪夢の中に一人残され、自死を選んだ男の魂の安息を願い涙するマイネリーベ  

  ここで危険感知判定をどうぞ、
          目標値は、10
マイネリーベ
21:15:23
 短衣の裾で、男の口許の血を拭い、瞼を優しく閉じさせる。どんな死者にも、尊厳はあるべきだ。
 それから……目許を拭って、立ち上がる。行く先は依然、二つしかないが――
 ――いずれにしてもまずは、危険感知。
2D6 → 4 + 6 = 10
#
21:16:13

       グジュ・・・グジュ・・・グジュ・・・

  背後の闇の向こうから、粘性のある音を引きずり、何かが近づいてくる気配に気づいた

21:17:29

   闇の向こうから姿を現したの異形だった
 
   それは、体毛が無く、青くドロドロとした体液に全身を覆われた有翼有美の異形だった

   ぬらつく体液を纏った異形だけが、赤黒い闇の中に、青く不気味に光っている。

  魔物知識判定は、12/15 だ
21:18:00
有美ではなく、尾が見える
TOPIC
21:18:17
 悪夢の通路         『それ』 5  死体 10 死体・マイネ 10 異形  by GM弾爵
マイネリーベ
21:19:02
「…………?」
 また、何か奇妙に変貌した人が訪れたのだろうか、という予想は外れた。と思いたい様相だ。
 魔物知識判定――
2D6 → 6 + 5 + 【10+1】 = 22
#
21:19:54
これが、2体、闇の向こうから姿を現した
 http://www.piyosword.com/sw2/monster/data/1538303277.html
TOPIC
21:20:05
 悪夢の通路         『それ』 5  死体 10 死体・マイネ 10 魔神AB by GM弾爵
#
21:21:37
(注釈)
 毒の累積は、3分間中で3回目を受けた場合に全身の自由が効かなくなるものです
マイネリーベ
21:24:48
「まあ。魔神ですの!」
 (知識があれば)見ればわかることだが、素直に口に出してしまいつつ。
 仲間どころか、護衛用のゴーレムすら今はいない。襲われたら危なさそうだ。
 かといって、逃げても、歩行ならさておき空を飛んで追ってくるといるかは捕まるが。
 魔神の言葉は、知らない。スカートの左右を摘まみつつ――通じまいが、魔法文明時代の言葉で、
「こんばんは、なのですのよ!」
#魔神
21:25:56

   言葉もなく、ただ、グジュ・・・グジュ・・・と間合いを詰める・・・・獲物を狙う獣の如くに・・・
 
  先制値は11 先制判定もどうぞ
マイネリーベ
21:26:13
 追ってくるといるかは――追ってくるとしたならば。ともあれ――
21:28:10
「お話、してくださらなさそうですの……」
 逃げ場も、そもそもなさそうだ。前門の魔神、後門の異形。
 円蓋の隙間より暗中へ身を投げれば、永劫の落ちていくのかもしれない。
 ――先制判定。
2D6 → 6 + 5 + 【3】 = 14
#
21:28:51
   言葉の通じぬ相手、意を決してPC手番で戦闘開始だ (HP:A24/24 MP:B24/24 防:2 )
マイネリーベ
21:33:28
 もとより戦闘力などない。
 無理に無理を重ねれば戦えないことはないが、それでも勝算は見積もって五割。
 ……もし、車輪の男の命がまだあったなら、それでも逃げずに対峙するしかなかったが。
「ぁぅ……マイネは、美味しくありませんのよ……!」
 踵を返して、慌てて駆け出す。
 方角は……前方はあれらがいるゆえ、異形の方角だ。
 近付くことは、本能的に躊躇われるが……なるべく迂回して、その向こうへ。 (HP:34/34 MP:27/36 防:2 )
#魔神
21:34:47
 全力移動で、異形の向こうへ行こうとするのならば、異形は何もせず、ただそこに在ろう

 36mまで移動可能です (HP:A24/24 MP:B24/24 防:2 )
マイネリーベ
21:36:29
 聖女見習の全力移動は36m。
 どう対応するべきか模索しつつ、聳える異形を横目に、その先へと駆ける……のみで手番を結ぶ。 (HP:34/34 MP:27/36 防:2 )
TOPIC
21:37:04
 悪夢の通路       マイネ 21 『それ』 25 魔神AB by GM弾爵
#魔神
21:39:12

 踵を返し、背を向けて駆け出したマイネリーベを、その穢い翼をはためかせて飛翔し、追う

 ABとも飛行で全力移動・・・・45m距離を詰める

  あっという間にマイネリーベの背後につけた

        手番終了 (HP:A24/24 MP:B24/24 防:2 )
TOPIC
21:39:28
 悪夢の通路       マイネ 1 魔神AB 20 『それ』  by GM弾爵
#
21:40:40

  マイネリーベは、無我夢中で駆けて気づく

  ドームじょうの空間を抜けて、またトンネルに入ったことに (HP:A24/24 MP:B24/24 防:2 )
21:41:11
  
  黒い液体の奔流は、前方・・・行く先へと流れている
TOPIC
21:41:21
 悪夢の通路       ← マイネ 1 魔神AB 20 『それ』  by GM弾爵
マイネリーベ
21:41:54
「戦うのでしたら、半刻、お待ちくださいまで、ですの……!」
 一時間かけて悠長にオークを作成していられるような印象の領域でもなかったため、お伴などいない。
 魔導師であれば気軽に作れたのかもしれないが、そこまでの魔法の才など持たぬ少女だ。 (HP:34/34 MP:27/36 防:2 )
#魔神
21:42:51

  グジュ・・・・・グジュ・・・・・

 トンネル内は飛翔には適さない・・・再び地へと下りて、間合いを詰めようとしている
(HP:A24/24 MP:B24/24 防:2 )
マイネリーベ
21:46:16
 無論、快く待ってお茶しているような魔神ではあるまいし、するとも思っていない。
 いずれにしても、この距離では、離脱も容易くない。
 翠の瞳に、魔を映す――やはり通じまい魔代の言葉であるが。
「……恐くは、ないのです、けれど……マイネは、まだ、いなくなることは、できませんの。
 『願い』があるひとでも、襲いますの……?」 (HP:34/34 MP:27/36 防:2 )
#魔神
21:48:50
   
   グジュグジュとにじり寄る魔神は、その尾の先端から青く光る体液を滴らせながら、近づいてくる。

   その行動は、殺そうとしているのではなく、獲物を捕らえようとする人攫いのようでもあった (HP:A24/24 MP:B24/24 防:2 )
マイネリーベ
21:52:15
 おとなしく捕まる方が、命までは奪われないのかもしれないが、連れられた先でどうなるかは別の問題だ。
 そも……麻痺毒が回るより前に、単純に、負傷で命を落とす方が早いだろう。抵抗力のない子供ではないのだ。
 
 ――自手番でよいならば、全力移動ではなく通常移動での後退をまずは宣言。
 移動妨害しない、ということあるまいが―― (HP:34/34 MP:27/36 防:2 )
#魔神
21:53:25
 マイネの動きに合わせるように、飛びかかる
 ABが 1m前進対応 (HP:A24/24 MP:B24/24 防:2 )
TOPIC
21:53:34
 悪夢の通路       ← マイネ・魔神AB 21 『それ』  by GM弾爵
マイネリーベ
21:54:46
「アステリアさま、ご加護を……ですの」
 光羽を展開する――そのマナの反発を以て、毒液を撥ね除けるべく。
 《ディフェンススタンス/生命抵抗力》。及び、主動作で離脱準備……手番を結ぶ。 (HP:34/34 MP:27/36 防:2 )
#魔神
21:56:18
 2頭の魔神が、逃げようともがくマイネリーベを捕えんと、襲い掛かる
 A Bともに尾で攻撃 命中13が2回
 、命中時は、生命抵抗力判定13もどうぞ (HP:A24/24 MP:B24/24 防:2 )
マイネリーベ
21:57:58
「乱暴しないでくださいませ、ですの……」
 避ける、というような技倆はない。後ずさるときに、運よく尾が空を切るかも、程度のことだ。
 二度と回避力判定と、 (HP:34/34 MP:27/36 防:2 )
2D6×2 → 4 + 5 + 【-4】 = 5 , 5 + 1 + 【-4】 = 2
21:58:23
 そして生命抵抗力判定。
2D6×2 → 5 + 3 + 【8+4】 = 20 , 3 + 6 + 【8+4】 = 21
21:58:50
 防護点は2だ。
#魔神
21:58:52
二振りの尾が、柔肌に命中し、青い体液を吹きかけるも、体液は躱すことに成功する (HP:A24/24 MP:B24/24 防:2 )
2D6×2 → 2 + 1 + 【4】 = 7 , 3 + 3 + 【4】 = 10
21:59:22
 魔神の手番は終了
マイネリーベ
22:00:38
「んっ……」
 羽ばたくように翻る光羽が、毒液を弾き取らしながら霧散する。
 その余韻の燐光のみを残し、此度は全力移動で駆け出す――離脱、及び、36mを通路の先へ。 (HP:21/34 MP:27/36 防:2 )
TOPIC
22:01:03
 悪夢の通路       ← マイネ 36 魔神AB 21 『それ』  by GM弾爵
#
22:01:32

 魔神を振り切り、赤黒い通路を駆け出すマイネリーベ
(HP:A24/24 MP:B24/24 防:2 )
22:02:16

 グジュ・・・・グジュ・・・・と後を追う足音も、やがて後方の闇と空間の脈動に呑まれて消えた
22:03:48

 通路には、マイネリーべ一人になった

 黒い流れは、前方へと続いている

 戦闘は終了として扱う 君はどうする?
TOPIC
22:04:11
 悪夢の通路       ← マイネ ←  by GM弾爵
マイネリーベ
22:06:14
 尾に痛めつけられた個所の、傷を、だが足を止めて治癒するよりは、まずは離れないと――
 あの人たちを埋葬してあげたかったという思いが、自分の無事云々より先に浮かんだが、あちらへ引き返すことはもうできそうにない。
 二体だけでよかったが……知識に照らせば、さらに多数が、あの向こうに蠢いていそうなものだ。

「……ふぁ、ぅ……」
 疾走は、やや小走りへと緩まるものの、そのまま先へ駆けていく。
 闇と赤光の中、独りでいる不安感はあれど、白い脚は身体を前へ運ぶ。 (HP:21/34 MP:27/36 防:2 )
#
22:09:03
  魔神の脅威から、少しでも距離を取ろうと、走り続けるマイネリーベ

  通路は、緩い弧を描きながら、続いていた

  ふと、通路の壁が消え、広い空間に出た

  頭上に輝く赤い半月だけが、まだここが悪夢の続きであると知らせてくれる

  そこはドーム状の空間だった、前方の床には、下半身が車輪になり、自死した男の死体が横たえられている
22:09:45

   ドックン・・・ドックン・・・ドックン・・・

   赤い半月は、先刻より、欠けてきている
TOPIC
22:10:12
 悪夢の通路            死体 10 死体 マイネ ←  by GM弾爵
#
22:11:06

   天蓋の穴を通して見える赤い月が、

   確かに欠けてきている
マイネリーベ
22:11:36
 走っている……はずなのだが、なんだかまるで前方の闇へと吸い込まれていっているような感覚。
 何処へ向かっているのか自分自身にすらわからない、というのは――
 ――いや、知ることになった。なったのだが……。
「わ、あ…………?」
#
22:12:11
  そこは、先ほど駆け抜けた筈の、あの空間だった
マイネリーベ
22:14:40
 分岐や螺旋を辿った記憶はない。
 見ていない場所といえば……視界の関係で、この円蓋の、奥ではなく左右などくらいだが……。
「……空が、捩れてるみたい、ですの……」
 もとより、普通の空間とは思えない、悪夢の中めいた場所ではあるが。
 先ほどの魔神の尾は、その痛みは、夢ではないと伝えそうなものだ。
 
 息を整えて……まずは、自身の傷を、操霊魔法を用いて癒す。二度――
2D6×2 → 3 + 3 + 【7】 = 13 , 2 + 5 + 【7】 = 14
22:15:04
 ――次いで、
9 = 2 (2 + 5 = 7) + 【7】 威力 : 0
10 = 3 (5 + 5 = 10) + 【7】 威力 : 0
22:16:24
 車輪の男の方を少し気にしつつ、側を通り……
 まずは、円蓋の外周に沿って歩む。
 他の道などがあるかを確かめるべく。 (HP:34/34 MP:21/36 防:2 )
#
22:18:36

   外周のぐるりを調べてわかったことは、

  この空間には、通路へ続く口が2か所開いていること

  更に。外周の壁際に落ちていた、手記を見つけた
22:21:18
  手に取って、読むのならば、それは【交易共通語】で書かれている。内容から、信者の日記のような物であるらしい

 御使いは、願いを持たぬ者、代償を払わない者を神の領域から連れ出すようだ、多くの信者が御使いによって、天蓋から連れ去られたが・・・彼らはどうなったのだろうか?
マイネリーベ
22:21:34
「……マイネが、ここに呼ばれた理由が、あるはず、なのですの」
 理由なく、何らかの人知及ばぬ神の類の悪意、気まぐれに過ぎない、といったものでも、理由、だ。
 因果を知ることができなければ、その先へも進みようがない。それが、賢者が著するところの理路というものだろう。
「まあ。また、ご本がありますわ。散らかしてはいけませんって、怒られないのですかしら……?」
 拾い上げて、また頁を捲ってみるが……。
#
22:24:05

 更に頁を遡ると、以下の記述に目が留まる
儀式によって、神の領域と接続する
儀式によって、周囲の願いを持つ者を神の坐す世界へと導くのだ
神の坐へ赴くものは、睡眠状態であらねばならない・・・

マイネリーベ
22:26:53
 どうぞお元気で、と送り出してくれるとは思い難い。自分たちの晩餐の卓にでも乗せそうなものだ。
 かといって、円蓋の中心に在る異形には、迂闊に近付くべきではないような気配だし――
 ――接したら接したで、横たわる変容者のようになるのかもしれない。
「マイネは……夢を介して、此処に引っ張り込まれちゃったのでしょうかしら……?」
 最後の記憶は、眠るときのものだし、辻褄は合うといえば合うのだけれど。何故、衣服や装具があるのかは分からない。
「……やっぱり、あれが、神さま、なのでしょうか……」
22:29:08
 初めの手記によるところでは、神は神でも魔神――
 遍く邪欲を肯定し、魂を奪わんとする、彼方よりの悪魔であるようだが。
「……魔でしたら、仮初の肉体を壊したら、お還りになるはず、です……けれど……」
#
22:29:50
  
  グジュ・・・・グジュ・・・・

 手記を読み、逡巡するマイネリーベの元に、不吉な足音が聞こえてくる
22:30:13
 見識判定をどうぞ、目標値は10です
マイネリーベ
22:31:32
「ぁぅ……また、走らないといけませんの……」
 追いつかれたらならば、もう“一周”して、また距離を取らないと、調査の余裕もない。
 退路を目指して、後ずさりつつ……見識。
2D6 → 4 + 2 + 【10】 = 16
#
22:34:00

 今までに集めた情報からの推測・仮定のひとつのかたちである
 
 神とは、この空間の中心に在る 異形のことだろう

 御使いとは、あの青い粘液に塗れた有翼の魔神のことであろう

 マイネリーベは、巻き込まれたのだ、魔神を信仰していたカルトの儀式に

 しかして、儀式において何かしらの代償を払っていないマイネリーベは、この空間においては異物とみなされているのであろう、と
TOPIC
22:34:37
 悪夢の通路            死体 10 死体 マイネ 10 魔神AB by GM弾爵
#
22:36:08
 闇の向こうから、青い粘液を纏った、先ほどより大型の魔神が、姿を現す
 マイネリーベに向かってグジュグジュと近づいてくる
マイネリーベ
22:37:16
「どうぞおかまいなく、なのですのよ……!」
 捕獲されたい願望の類はない。
 此度は早々に踵を返して、また通路の先を目指して駆け出す。
#
22:38:42

 再び、全力で駆け出すマイネリーベを、大型の魔神が後を追う 

 しかし、通路ではマイネリーベに追いつけず、マイネリーベは、再び通路で一人きりとなった
TOPIC
22:38:55
 悪夢の通路             ← マイネ ← by GM弾爵
#
22:40:12
 マイネリーベどうする? 通路には一人きりである
マイネリーベ
22:40:56
 代償――首や、胸や、脚なのかもしれない。
 でたらめなものがくっついていた個所を、想起しつつ。
 だが、そんな姿になったら、神殿の皆になんて言われるか……という以前に、精神が壊れた様相を見てもなお選べる選択ではあるまい。
「……んっ…………」
 そんなことを思いながら、廻廊を駆けていく。
 息が切れる頃に、ようやく立ち止まって……続きは、歩いていく。
22:41:50
 予想が正しければ、また、円蓋の場へ辿り着く……だろう。
 後ろからばかりとは限らないし、周囲の気配に意識を向けながら。
#
22:43:17
  
  赤黒い悪夢の通路を、生きるために様々な考えを巡らせながら、歩む

  ふと、気づく、周囲の闇が深くなってきていることに
  頭上を見上げると、赤い半月が、更に欠けてきている事に気づく

  以後、視界が悪いことにより、-2のペナルティ修正を受ける。
マイネリーベ
22:44:06
 月明かりに頼るという考え自体が、だいたいだめなのだ。
 素直に松明を着火する――点火するならば、だが。
#
22:44:35
  
  そして、予期していた通りの空間へと、戻ってきた
  
  円蓋に開いた穴からは、赤い月が頼りなさげに輝いている
TOPIC
22:44:40
 悪夢の通路             ← マイネ☆ ← by GM弾爵
#
22:45:23

 松明の炎が、悪夢の空間を照らし出していく
 
 周囲の状況は、変わっていないようだ

 マイネリーベは、どうする?
TOPIC
22:45:47
 悪夢の通路          異形 死体 10  死体 マイネ☆ ← by GM弾爵
TOPIC
22:45:56
 悪夢の通路          異形 5 死体 10  死体 マイネ☆ ← by GM弾爵
マイネリーベ
22:46:10
 捕獲されたくはないし、かといって代償も払いたくない。
 ならば、することは一つだ。いや、二つあるが、片方は選ぶつもりがない。
22:47:28
 まず、一冊目の手記を見直して……
 ……それに、男達の持ち物などを、探してみる。
 
 招来する秘儀は、大抵、送還する儀も付随するだろう。
 なければ逆さにするか、あるいは維持に必要なものを取り除くか。
#
22:51:39

 松明の灯りを頼りに一冊目の手記を丹念に調べていく

 それには神の坐へ赴くための儀式
の内容と、神へと捧げる代償についても記されていた。
 代償とはつまり、自身の肉体である。
 肉体を捧げることで、願いを叶えることが出来る・・・であろうといった解釈だったようだ。

そして、持ち物だが、 
 
22:53:09
 双頭へと変わり果てた男の遺体は、高位の魔術師のそれであるようだった。
 彼の懐からは、薬の入った小瓶を物を見つけることが出来る・・・
  これに対して、薬品学判定を試みることが可能だ
マイネリーベ
22:53:41
「ごめんなさい、ですの……お持ち物、ごそごそ、いたしますの」
 略式に体系化された召異魔法の類だった場合は、現身を破壊するしかないかもしれないし、
 それは、初級の操霊魔法くらいしか手段がない聖女見習には、難しいものになるが……
 ……秘儀云々というからには、おそらく、より古く、そして魔の力を引き出せる類の儀式だという目星だ。
 知識でどうにかなるものなら、マイネリーベにも、やりようはある……かもしれない。
 
 ごそごその成果に、薬品学――
2D6 → 1 + 1 + 【10】 = 12
22:54:03
 ――未知のようだ。いや、当たり前といえば当たり前なのだが。
#
22:55:26

   それが何の薬であるかは、わからなかった

 だが、高位の魔術師が、重要な儀式に際して、大事に懐へ携えていた薬はなんであるのか、その役割はなんであったのだろう
22:56:23
   
   グジュ・・・グジュ・・・グジュ・・・


     背後の闇から、あの足音が聞こえてくる
22:57:11

   ドックン・・・ドックン・・・ドックン・・・

   空間の脈動を、足から、耳から、全身で感じる
TOPIC
22:58:15
 悪夢の通路          異形 5 死体・マイネ☆ 10  死体  by GM弾爵
マイネリーベ
22:58:24
 しかし、薬液とは……飲むか、かけるか、魔法陣を描くか、どれかに使うものだ。
 たまに、儀礼用の剣に塗るとかいった場合や、マイネリーベが知らないような淫靡な用法もあろうが。
「うーんと……」
 術者が飲むことで交信ないし支配の力を高めるか、魔神にかけて力を奪ったり退けたりするか、
 古書の知識に照らす限りでは、だいたいはその二択だ。
「……たくさんあったら、試してみたり、できましたの」
 後ろから近付くものに、ぶっかけることで。
#
22:59:28


   薬の形状は、錠剤である
   薬は、残り1粒しか入っていない
   ラベルにも何も書かれてはいない
23:00:50

  儀式では、神の坐へ赴くために睡眠状態でなければならない
23:03:45

  再び、青い粘液に覆われた魔神が迫る
マイネリーベ
23:03:49
 瓶を軽く振ってみる……ポーションではなかったようだ。からからとした手応え。
 ――他の用法がすべて瓦解していく中、残るのは一つだ。
 跫を気にしつつ、円蓋の中心……異形の前へと戻る。
TOPIC
23:04:00
 悪夢の通路          異形 5 死体・マイネ☆ 10  魔神AB・死体  by GM弾爵
TOPIC
23:04:18
 悪夢の通路          異形・マイネ☆ 5 死体 10  魔神AB・死体  by GM弾爵
#
23:06:15

  空間の中心・・・異形の前に歩み出る

  赤く輝く腐った頭部が近づく

  異形は、変わらずゆっくりと回っているだけで、眼前・・・眼は見えないが・・・にいるマイネリーベを気にするような反応もない
マイネリーベ
23:06:41
「……眠るまで、まっててくださいませ、なのですのよ!」
 異形を背にして――魔神へとそう告げた後、口内へと錠剤を押し込む。
#
23:08:54
   
   生きるために導きだした答えか・・・・

   あるいは悪夢からの逃避か・・・・

   マイネリーベが錠剤を飲み下すと、すぐに全身が熱く熱を持つのを感じた

   強い眠気に意識がもうろうとし、視界が、歪む
   
   やがて、マイネリーベは、深い眠りへと落ちていった

マイネリーベ
23:10:04
 こくん、と喉を鳴らして嚥下する。
 眠る効力そのものが付随していない場合は……血を流して倒れても、眠りに属するのだろうか。
 それをするくらいなら、もう一巡を駆けた後、あらためて眠りを試みるしかないが――
 ――その必要は、ないようだ。
 
 ぐらりと傾いて、異形の前に伏す。
 もし夢や現実に上位・下位があるならば、そのいずれかへと昇降すべく。
#
23:11:48
  

  朦朧とする意識の端で、微睡の中で、
  マイネリーベは、飛翔感を感じていた

  魔神が、マイネリーベを抱えて飛翔していた
  異形の神が坐すドーム状の空間の天蓋に開いた穴から、虚無の広がる空間へと飛び出し、虚無の中で唯一輝いてみえる赤い半月目掛けて上昇を続けた
   上昇するにつれ、呼吸も苦しくなってくる・・・霞んでいく視界を、赤い半月の輝きだけが埋め尽くしていき、そして、完全に意識が途切れた
23:12:43



 マイネリーベは、自分の部屋のベッドで目を覚ました。
 
 窓の外を見れば、黎明の空が、優しく街を照らしていく一日の始まりの時間だとわかる。

 悪夢を見ていた気がする・・・・冷たい汗が、胸の輪郭に沿って伝わり落ちる感覚がある

TOPIC
23:12:51
by GM弾爵
#
23:15:41

 後日、宿舎からほど近い場所で発見されたカルト集団の集会所から、多数の、異常な死体が見つかったという話を耳にする。
 なんでも、発狂した信者たちが官憲へと自首して発覚したらしい。

 マイネリーベは、自身が見た夢のことを官憲へ報告するならば、捜査協力の謝礼として、いくばくかの報酬を得ることが出来るだろう。
 あるいは、自分も狂人と同じにみられるのを嫌って、口をつぐんでもいい

 彼らは、自らが信仰する古の神を召喚しようとして、儀式に失敗し、死亡したのだろうと結論付けられた。
23:18:36

 持ち物の中に、夢に見た、あの黒い液体が一滴、見つかる。
 どうやら、調査の過程で着衣に付着していたようだ。
『黒い血』と呼ばれるそれは、アークフィリア魔法学院で、希少な魔術の素材として買い取ってもらえた。


マイネリーベ
23:20:38
「わ、あ…………?」
 魘され続けた後のように、ずしりと頭を重く感じる。
 寝台の上に横たわる白い裸身には、汗の珠が鏤められ……肌寒くて、思わず寝具をかき寄せる。
 夢の続きを――あの夢の先を、思い出そうと、寝覚めの鈍い思考を動かしながら。
 そうですの……確か……。
 あろうことか、神の坐なる域へ向かい、魔神と言葉を交わそうとしていたはず、だった。
 その召喚や契約より解き、還す方法を知るために。
 そんな決意を以て、あの時――……。
 
 ――のちに、カルトを話を聞いたときは、死者のために祈るべく、
 会わせて・見せてくれることを願った、だけだろう。
 夢は夢であり……きっと、あれは、多くに知られるべき知識や経験では、ないのだ。
#
23:23:09


 自分こそが正しく世界を導けると勘違いしていた魔術師率いるカルトの起こした愚かな事件はこうして人知れず幕を閉じた・・・


    赤い半月の悪夢~愚か者の願い~




23:23:25


お疲れ様でした
マイネリーベ
23:23:45
 お疲れさまですの!
TOPIC
23:24:49
赤い半月の悪夢~愚か者の願い~ 経験点1080 報酬3000 名誉点 30固定 『黒の血液』を提供したことによる by GM弾爵
#
23:25:50
というわけで、不条理巻き込まれ系のCoCっぽい卓にお付き合いいただきありがとうございました~

もっと早く魔改造されに行くかと思ってましたけど、無難にクリア~ですね
23:28:48
ソロだからと、下方修正してしまって、もっと、マイネに青い体液をぶっかける仕様にしておけば・・・ぐぬぬ・・・
マイネリーベ
23:29:19
 トロールの胴体とかになったら、お嫁にいけませんね!
 CoCっぽい卓、ありがとうございました。
 異形を夢の中で物理的に破壊する(矛盾した文章なのはさておき)か、
 なんだか上位領域っぽい神の坐なるところでないと干渉できなさそうなのでそっちか、
 みたいな辺りで悩んでたのですよね――
#
23:31:52
お花が咲いたマイネとかもいいですねw

基本的には、魔改造以外は、魔神連れ攫われも、魔神の攻撃で気絶も、生還ルートになるつもりですが、普通回避するところに、正解を置いたのは意地悪でしたかねw
あとは、即死は死亡でしょうか
GM弾爵
23:33:18
半月は、空間への接続点であり、タイムリミットを示すギミックとして出した・・・・ので、月イベアイテムを選択くださいませ
マイネリーベ
23:36:05
 CoC的には、余計なことしないでなるべく関わりにならないように早々に逃げるのがいちばん生存率高い気がしますが――
 麻痺毒のあたりで、連れ去られるのも生還できそうと思いはしたのですが、連れ出された後に普通に生贄にされたりしてもおかしくなさそうですし。うふふ。
23:36:55
 お月さまは……〈月見卵〉をいただきますの。
 マイネはぶっかけを回避しましたから、かわりに、他のかたに、白いねばねばをぶっかけますの!
GM弾爵
23:39:32
お察しとは思いますが、元ネタ的に、黒い血液で窒息もあったんですよねw

ぶっかけるか、まとわりついかの違いですがw
ぶっかけたかった・・・

予定よりじっくりやらせてもらえて、ありがとうございました!またの冒険にてよろしくお願いいたします!
マイネリーベ
23:41:22
 『あれ』は、迂闊に触ると“反転”しそうでした。わくわく。
 それでは、開催をありがとうございましたの! GMさまにも、膝枕をしてさしあげますから、どうぞ安らかに、ですの……。
SYSTEM
23:41:26
マイネリーベ様が退室しました。
GM弾爵
23:42:39
俺はこの(太ももの)幸せを胸に、生きるぞぉぉぉ!!
SYSTEM
23:42:46
GM弾爵様が退室しました。
マイネリーベ
21回
31回
43回
53回
65回
73回
82回
92回
102回
113回
120回
25回平均6.800
他(NPC)
20回
31回
40回
50回
61回
70回
80回
90回
100回
110回
120回
2回平均4.500
2d6分布
1 + 1 = 21回
3.70%
1 + 2 = 31回
3.70%
1 + 3 = 4
0.00%
1 + 4 = 51回
3.70%
1 + 5 = 6
0.00%
1 + 6 = 7
0.00%
2 + 1 = 31回
3.70%
2 + 2 = 42回
7.41%
2 + 3 = 51回
3.70%
2 + 4 = 61回
3.70%
2 + 5 = 72回
7.41%
2 + 6 = 8
0.00%
3 + 1 = 41回
3.70%
3 + 2 = 51回
3.70%
3 + 3 = 62回
7.41%
3 + 4 = 7
0.00%
3 + 5 = 8
0.00%
3 + 6 = 91回
3.70%
4 + 1 = 5
0.00%
4 + 2 = 62回
7.41%
4 + 3 = 7
0.00%
4 + 4 = 81回
3.70%
4 + 5 = 91回
3.70%
4 + 6 = 101回
3.70%
5 + 1 = 61回
3.70%
5 + 2 = 7
0.00%
5 + 3 = 81回
3.70%
5 + 4 = 9
0.00%
5 + 5 = 101回
3.70%
5 + 6 = 111回
3.70%
6 + 1 = 71回
3.70%
6 + 2 = 8
0.00%
6 + 3 = 9
0.00%
6 + 4 = 10
0.00%
6 + 5 = 112回
7.41%
6 + 6 = 12
0.00%
合計27回平均6.630
2d6合計分布
21回
3.70%
32回
7.41%
43回
11.11%
53回
11.11%
66回
22.22%
73回
11.11%
82回
7.41%
92回
7.41%
102回
7.41%
113回
11.11%
120回
0.00%
1/2d6分布
18回
29.63%
213回
48.15%
39回
33.33%
48回
29.63%
510回
37.04%
66回
22.22%
発言統計
マイネリーベ66回40.5%9242文字51.9%
その他(NPC)93回57.1%8295文字46.6%
GM弾爵4回2.5%269文字1.5%
合計163回17806文字

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