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20230719_0 SW2.5/2.0 セッションログ : 百の剣亭 Cルーム+ : 2023 年 7 月 19 日

2023/07/19
SYSTEM
13:41:42
GM黒宮様が入室しました。
TOPIC
13:41:49
本日は宜しくお願い致しますね。 by GM黒宮
SYSTEM
13:46:43
フローレンス様が入室しました。
フローレンス(@PL:ペナルティ), 人間, 女性, 16歳, ファイター 9Lv, レンジャー 8Lv, エンハンサー 1Lv, アルケミスト 1Lv,
《必殺攻撃Ⅱ》《防具習熟A/金属鎧》《頑強》《防具習熟S/金属鎧》《超頑強》
冒険者ランク:ハイペリオン(勇者)
ノーブル(貴族) 4 LV,
「代弁する」 「嘆きの」 「病弱な」
GM黒宮
13:46:51
こんにちは。
フローレンス
13:47:12
 こ、こんにちは、です……。
13:47:22
 気弱そうな面持ちの少女。均整が取れた肢体に、豊かな胸部。
 青いミドルウェーブの左右に飾り布、双眸はライトグリーン。
 己の弱さを補うべく、呪いの魔槍や呪いの指輪に頼っている。
GM黒宮
13:47:30
今回、フローレンスは指名の依頼をうけ、貴宿街にある邸宅に招かれました。
様々な調度品が並ぶ廊下を抜けて応接間に向かうと、ぷるりとした水菓子が用意されていて。

依頼人は程なくして部屋を訪れるでしょう......(開始までお待ちくださいな)
13:47:47
依頼の内容は次の通りです。 依頼書
依頼主:"収集家"ゴールドマン
 内容:グランシャン家の内情調査

たくさんの交易船を所有し、街に富をもたらすグランシャン家。
私もよく魔道具などを取引させてもらっているけれど、ここ最近怪しい噂が流れていてね。
使用人が相次いで消えたとか、パーティーに訪れた人が帰ってこないとか……
真相を確かめたいから、今夜のパーティーに乗じて一緒に調査を手伝ってほしいんだ。
フローレンス
13:49:42
「ぅぅ……」
 騎士家の出なのだから委縮しなさそうなものだが、別に内装に委縮しているわけではない。
 自分なんかが呼ばれたことに、恐縮しているのだった。
 お菓子に触れる勇気もなく、瞳を潤ませ、じっとしている。(開始まで)
GM黒宮
13:50:30
席に座った際の振動で、水菓子が揺れています。 ₍₍⁽⁽🍮₎₎⁾⁾
フローレンス
13:51:32
(ぷるぷるして……います……)
 日課である朝の水浴び――ブロブ浴びを連想しつつ。
GM黒宮
14:00:36
お時間になったので始めていきましょう。
宜しくお願い致しますね。
フローレンス
14:00:51
 は、はいっ……(ガチガチ)
#
14:01:06

 清きを呑むは甘い瘴煙
 
TOPIC
14:01:09
by GM黒宮
#
14:01:52
指名の依頼を受けたフローレンス。
あなたは貴宿街にある邸宅に招かれ、応接間で待つよう執事に伝えられました。
14:02:24
目の前の水菓子が手を付けられないまま、なおも小刻みに揺れていると。
扉の向こうから足音が聞こえてきます。
TOPIC
14:02:41
【現在地:貴宿街・ゴールドマン邸】 by GM黒宮
#ゴールドマン
14:04:08
がちゃり。扉が開けられ。
現れたのは、金の長髪を結い、黒いドレスに身を包んだ女性です。くわえて、頭部に角があるのが目につきました。
「来てくれたんだねフローレンス!」
14:04:38
「こほん。あらためて……私はゴールドマン、収集家だよ。
 キミには1度依頼を受けてもらったね」
フローレンス
14:04:45
「お、おはようございます……」
 まだ何もしていないし、何もされていないのだが、なんだか泣きそうな雰囲気の少女だった。
 装飾品がいじめてオーラを増補しているせいもあるのかもしれないが、もとより、気丈の反対だ。
14:05:39
「はい……その節は、お世話になりました」
 ちょっともじもじしつつ。
#ゴールドマン
14:05:40
「それは食べて構わないよ、スイカを模して造られているんだ」
緑の水菓子は、割ると中身は赤く。味もスイカのようです(プリンではありませんでした)。
14:06:22
「その伝手で……というのもあるけど。
 フローレンス、私とグランシャン家を調べてほしいんだよ」
フローレンス
14:07:20
「そ、そうですか……? 擬態しているだけの、だいじなミニブロブだったらと思うと……」
 水菓子を恐る恐る眺め……また視線を上げて、
「その、わたしなんかで、本当によいのでしょうか……?」
#ゴールドマン
14:09:18
「うんっ。ひらかれるパーティーに出て、そこでこっそり調査したいの。
 たくさんの冒険者のヒトたちでゾロゾロ行くと、流石に目立っちゃうからね」
14:10:58
「グランシャン家は何度も取引してるし、真っ当な商家だと思っていたんだけど……
 ウワサが私のところに聞こえてくるくらいにはなっていてね」
グランシャン家の簡単な説明をしてくれます。
【グランシャン家】
 交易船を複数持ち、荷運びや珍品の輸出入で栄えている商家です。
 貴宿街の海に近い場所に家をもっています。
 当主のグランシャンは財宝に目が無く、自らも貴金属で着飾っています。
フローレンス
14:11:46
「パーティー……、潜入、なのですね。
 確かに、その、わたしなんて、目立たないことくらいが取り柄ですけれど……」
#ゴールドマン
14:12:14
「フローレンスに頼みたいのは、一緒にパーティーに出て……
 隙を見て、グランシャン家のなかで【おかしなことがないか、変なことが起きていないか】調べてほしいんだ」
14:12:49
「うん、それにフローレンスはすぐに社交界に出られそうなくらい輝いてるからねっ」おはだ。
14:14:10
「何も無ければそれでよし、だけど……
 家を訪れた【客人や、使用人が消えた】のなら同じく【客や使用人】に話を聞けば何かわかるかもね」
フローレンス
14:14:39
「人が消えてしまう、のでしたら……その、民を護ることが、務めです、けれど、のぶれすおびり――ぎゅ」
 末尾をかんでしまった。
 輝いているなんて言われてしまったせいだ。
 慌てて、ふるふると髪を左右に揺らす。
「そ、そんな……ゴールドマンさまこそ」
#ゴールドマン
14:15:20
「グランシャン自身にお話を聞ければ良いんだけど。
 そこは折を見てみよっか」
「ノブレスオブリージュなら、私もその役割を果たすつもりだよっ」
14:16:04
「もし受けてくれるなら、報酬としtえ私のコレクションから気になったものを持って行って良いよ」
報酬はまとまった点数の〈TP〉ですね。
14:16:11
報酬として。
フローレンス
14:16:34
「ぅぅ……あまりご期待いただけるような身ではないですけれど、できるかぎり、努めます……」
#ゴールドマン
14:17:28
「受けてくれるんだね、良かったっ。
 グランシャン家が街にもたらす品々は質が良いものから変わったものまでいろいろあるし、可能なら今後とも取引したいんだけど、ウワサがウワサだからね」
14:17:50
「パーティーは夕方から始まるよ。
 それじゃあ──」席を立ち。
14:18:46
「着ていくドレスを選んできてねっ」
パタンと扉を開けて現れたゴールドマンのメイドたちがフローレンスを取り囲み。
採寸を行った後、【化粧室】に案内します。
フローレンス
14:19:15
「社交界……」
 なんだかとても昔のことのように思える。
 作法など、思い出せるだろうか。失礼にならないだろうか。そもそもどんな顔をして出ればいいのだろうか。
 ――いろんな不安がぐるぐるする中、
「ぁ、ぅ……、は、はい……。でも、その、わたし、ドレスとか持っていませ――」
 言い終える前に、拉致された。
#
14:20:35
ドレスは多種多様で、ゴールドマンが着ていたレースづくしのものから、カーペットにつくほど丈がながいもの、背中が大胆にみえるものなどさまざまです。
好きなものを選んで着ることができます。
#ゴールドマン
14:21:23
「パーティーだから、身だしなみしていかないとね!」
隣の化粧室からゴールドマンの声がします。 彼女も着替えているようです。
フローレンス
14:21:39
「わ、わたしなんて、なるべく地味なものがよいと、思うのですけれど……。
 ゴールドマン様を、より引き立たせるような感じ、の……」
14:22:28
「……きらきらしているしかないです」
 うるうる。
14:23:01
 しているのしかない、の声が途中でつっかえるほど、うるうるしていた。
#
14:26:13
主なラインナップとしてこのようなものがあるようです。
もちろん、他にもたくさん並んでいます。
1:ゴールドマンと同じ仕様の黒フリルドレス
2:丈のとても長いイブニングドレス
3:シースルーの布地を上から重ねた短いドレス
4:背中が大胆にあいた鮮烈な色合いのドレス
5:普段の恰好を改造した姫騎士風ドレス
6:ねこみみつきひざ丈ドレス
フローレンス
14:26:56
「ぅぅ……仕方ないので、少しでも着慣れた様式のものが、粗相しにくい、でしょうか……」
 ラルージュの様式の一つに依り、背が大きく開いたものを選んでみるようだ。
 ……期せずして、ブロブ浴によりつやつやの背中の肌がよく見える。
#ゴールドマン
14:28:34
「待たせちゃったね」
ゴールドマンが戻って来て。輝石がちりばめられ、キラキラした夜空を思わせる色合いのドレスを着ています。
フローレンス
14:29:49
 色は派手なものしかなかったようだ。
 白系、象牙色などを昔はよく着ていたのを思い出しつつ、青い髪と補色にならないような緑~水色のものを着て――
「……わあ。よくお似合い、です」
#ゴールドマン
14:30:11
「そう? 有難う! フローレンスこそ似合ってるねっ。
 ホールで視線を集めちゃうかもしれないよ」
14:31:11
着つけをしたり、準備をしているとあっという間に日が沈み始め。
「そろそろパーティーが始まる頃だよ、準備は良いかな?」
フローレンス
14:32:13
「そ、そんな……」
 恥ずかしげに、胸元の辺りを気にしつつ。
 当人にとっては、大きめは必ずしも嬉しいことではない。着られる服が限られるし。
「……え、ええと、はい。あの、そういえば、二つほど、よろしければお聞きしたいことが、が……」
#ゴールドマン
14:32:40
「聞いて聞いて、答えられる範囲で答えるね」
フローレンス
14:35:18
「はい……ありがとう、ございます。
 ひとつめは、その……わたしは、どのような身分として、参加させていただくことになるのでしょうか。
 ゴールドマン様の付き添い……恐れ多いですけれど友人みたいな感じで、でしょうか……?
 その、何かあったときのために、武具なども纏めて、どこかに置けるような肩書、なのでしょうか……。
 わたしの槍は、かさばりますから……」
#ゴールドマン
14:38:51
「フローレンスは、私の友人として出席してもらう予定だよ。
 パーティー会場は付き人にボディーガードを連れていくことも珍しくないから、フローレンスが武具を持って行くなら【クローク】で預かってくれるはずだよ」
「心配なら、会場になっているグランシャン家のどこかに隠すという手もあるけれど」
フローレンス
14:40:10
「い、いえ……クロークで、だいじょうぶです。お屋敷に詳しくもないです、し……」
 防具は、金属鎧としては軽装なものだが、もちろん荷物送りだろう。槍と鎖も夜会向きではない。
 呪いの指輪などの装飾品――緑帯も偶然ながらドレスの色と合うし、その辺はよさそうかもしれない。
「ぁぅ……、ふたつめは、それに関連してなのです、けれど――」
14:41:05
 ドレスの前で、両手をもじもじと握り合わせて、
「お、お友達……として……なのでしたら、わたしもお名前で、お呼びしないと不自然です……よね」
#ゴールドマン
14:41:22
「装飾品についてはとやかく言われないよ。珍品を見せたい客も多いからね。
 私もそうだけど」
ゴールドマンの耳飾りは、不思議なことにぷるぷる揺れていて、見るたびに違う生物のように姿を変えています。
14:41:42
「あー……そうだね。別に隠しているわけじゃあないけれど」一瞬間を置き。
14:43:00
【シャイニィ】。シャイニィ・ゴールドマンが私の名前。
 このツノや、容姿で相手につけいられることもあるから、普段は姓を名乗っているけど、名前で呼んだ方がたしかに"お友達らしい"よね」
フローレンス
14:44:18
 ぷるぷるを眺めて、また恐縮げに目を伏せ。
「い、いえ、もし教えたくないということでしたら、愛称みたいなものを考えたりとか……」
 もごもごと続けかける間に、答えられてしまっていた。
「……はい、シャイニィ様。すてきなお名前だと、思います。
 依頼の間だけでも、お名前で呼ぶことを、お許しいただけますか……?」
#シャイニィ
14:45:19
「教えた以上、どう呼ぶかはフローレンス次第だよ」ぱちんとウィンクし。
「それじゃあフローレンスっ。あらためて宜しくね!」
フローレンス
14:46:33
 穢れについては、成人するまで触れる機会もなかったため、その後は「思ったより怖くない」という印象だった。
 むしろ、力を得られるなら、穢れだろうと呪いだろうと、わたしは――
「……ぇ……? あ……は、はいっ……、ふつつかものですけれど、どうか、よしなに……です」
14:47:18
 かつて社交界で見覚えたように、そっと、ゴールドマン――シャイニィの手を握って、親愛を示す挨拶をしつつ。
#シャイニィ
14:48:01
「私の家系は代々"ツノつき"が生まれやすいらしいんだ、それでも今日までゴールドマン家を発展させているけどね」
「うん、よろしくねっ」優しく手を取り。
14:49:02
「それじゃあ……そろそろ【グランシャン家のパーティー】に向かおっか」
窓から家の外に目を向け。
2頭立ての黒と金色で構成された馬車が停まっています。
フローレンス
14:50:06
「お似合いのお名前だと、思います。わたしは……咲き誇る花フローレンスと付けてくださったお父様、お母様に、申し訳なくて。
 ……はい……その、まだ、恥ずかしいです、けれど。これも、人を護るため……です……」
 出立に否やはなかった。
#シャイニィ
14:51:02
「頑張っていれば、籠められた思いに行動はついてくるはずだよ」にっこり微笑み。
2人は外に出て馬車に乗り。 海沿いに立つ古城へ向かいます......
TOPIC
14:51:13
【現在地:貴宿街・グランシャンの古城】 by GM黒宮
フローレンス
14:52:04
「で、できるだけのことは……します」
 緊張の面持ちで、馬車の座席に収まり。
#シャイニィ
14:54:06
「ここは昔、海沿いに土地を持っていた領主のお城だったんだって。
 でも、欲に身を任せて人々から税を絞り続けていたある日、大嵐と共に海に呑まれた……って言われてるよ」
貴宿街を海沿いに進んでいくと、年季の入った古城のような建物が見えてきました。
これがグランシャンの住む【古城】のようです。
まわりには後世になって立てられたらしい背の高い柵で囲まれ。 花や灌木の植えられた庭園が見えます。その奥に【古城】が見えました。
14:54:56
柵というよりは塀でした。
14:55:34
「かなり招かれているみたい」
塀で囲まれた敷地、その門の前に屈強な門番が2人居て。
ですがガタイに反して愛想よく訪れた人と相対しています。
フローレンス
14:55:37
 冒険者になってからは、わたしの知ってる馬車と違う、と愕然とするような乗車が多かったが、
 久し振りに、富裕層ご用達のクッションが利いた馬車+概ね舗装された道。ぜんぜん違った。
「……そう、なのですね。
 も、もしかして、昔の当主様の怨霊とか……い、いえ、それでしたら、これまでも失踪などがあったでしょうし……」
#シャイニィ
14:56:52
「あはは、どうだろうね? グランシャンのことだから神官を呼んで念入りに除霊してもらっているかも」
14:57:19
「ここで降りよっか」
門の前で馬車が停まり。 門を通っていく、身なりの良い人々の後ろに並びます。
フローレンス
14:58:08
「は、はい」
 ドレスの裾を摘まんでタラップを降り、シャイニィが下りるときに手を支えつつ。
#シャイニィ
14:59:05
「ありがとっ」支えてもらい。
「シャイニィ・ゴールドマンとその友人フローレンスだよ」
門番の2人に話しかけ。 家紋らしい金ぴかのバッジを見せています。
フローレンス
14:59:50
「友人です……」
 ちょっと頬を染めている。傍目には別の誤解を呼びそうだったが、さておき。
#門番
15:00:12
「どうぞお通り下さい」
 ニカっと白い歯を見せて微笑み。2人の進行を妨げないよう体をどかします。
フローレンス
15:01:10
「はい……ありがとう、ございます」
 軽いカーテシーを返し、進み入ることになった。
#シャイニィ
15:01:44
「あの人たち、グランシャンお雇いのヒトだって。冒険者だったみたいだよ」
実力を伺うのであれば、【魔物知識:8】で分かりそうです。
フローレンス
15:02:52
 薬学類でもなければ、まったく専門外であった。
2D6 → 4 + 2 = 6
#
15:03:33
駆け出し程度の能力でないことはそのはち切れそうな胸筋から見て取れました。
フローレンス
15:03:34
「そう、なのですね……」
 ファイターの魔物知識は、10秒戦うことで判明させるというものだ。きりっ。
#
15:04:52
ともあれ、2人は古城の中へ入っていけますね。
フローレンス
15:06:01
 中庭を見回しながら、道に沿って、城内へ。
 一応は調査が役目でもあるが、今は、初見の客が珍しそうに眺めている、という以上のことはできない。
#
15:07:22
古城へ入ると、【大ホール】へ通され。
円形の広い空間に、テーブルとイス、そしてたくさんの料理がビュッフェスタイルで用意されています。

そして何より目を引くのは、奥の空間に間隔をあけて置かれた〈奇妙な品々〉でしょう。
#シャイニィ
15:08:45
200人規模の席は既にほとんど埋まっており。辛うじてあいていた席を見つけます。
「グランシャンは私に似ていて、【収集家】の面があるんだよ。
 とくに、交易で手に入れた珍品を見せるためにこういうパーティーを定期的に開くくらいにはね」
フローレンス
15:10:28
「グランシャン様も、珍しい物を蒐集なさって――」
 ――いるのですね、と言い終える前に、言われていた。
 シャイニィの側で、緊張げにもじもじしつつ、
「わたしは、目利きには疎いですけれど……シャイニィ様は、あれらの価値が、分かるのでしょうか」
#シャイニィ
15:11:13
「それなりにね、浅く広く知識はあるつもりだよ」
15:11:29
「っと……来たよ、主賓が」
しばらくすると、ホールのステージに使用人らしきメイドや執事たちが集まり。
中心に、真っ黒に日焼けした男性が現れます。年のころは30代ほどでしょうか。
フローレンス
15:11:46
「は、はい……」
#グランシャン
15:13:23
「みなのもの、お集まりいただき感謝する。
 このグランシャンの宴では、異邦より取り寄せた品々を味わい、鑑賞し、心身ともに肥やされていってほしい」
良く通る低い声が、ホール中に響き渡ります。
──いえ、よくみると使用人が隣にいて、口元になんらかの魔道具を当てています。〈拡声する魔道具〉でしょうか。
15:14:11
「なお、気に入った食材や品物があれば使用人を通じて商談してほしい。
 では」
そういうと、ホールを出ていきました。
フローレンス
15:14:22
 主賓、だとメインゲストなので、主催、だったようだ。さておき、
「肥やされて……」
 ウエストを気にしつつ。がんばって鍛錬しているので太る余地はあまりないが。
#シャイニィ
15:15:45
主催でした。
15:17:29
「グランシャンは元は船上で荷運びをしていたけれど、難破したときに巨大なクジラの体に入って、そこで持ち帰ったお宝を使って1代でここまで財をなしたそうだよ。
 人族のなかでも結構鍛えてるほうで……あれ、最近はさぼってるのかな」
露な上半身に豪奢な衣服を掛けたような装いでしたが、すこしお腹が出ていました。
フローレンス
15:17:36
「ブロブと合体しすぎたドローネ様みたいな感じになったら、大変です……」
 そこは心配するところではないだろう。
「その、じょうずに踊れるか不安でしたけれど……どちらかといえば、展覧会に近いのでしょうか……?」
#シャイニィ
15:18:46
「ここはダンスや【ナイトプール】といった施設もあってね、交流の場にしている人も少なくないよ。
 うん、一番はグランシャンが珍品をみてもらいたい、という思いがあるみたいだね」
#
15:19:29
そういえば。
古城に入って【大ホール】に向かう前、フローレンスは【クローク】にて武具を預けました。
かなりの量に、少し使用人が驚いていたかもしれません。
フローレンス
15:21:08
「そ、そうなのですね……。
 ……ここのことを知るには、あちこちで交流をしないと、いけないです……よね。
 迷子にならないように、がんばります……」
#シャイニィ
15:21:18
「なかには好みの魔道具があって、直接グランシャンと商談をしたい、ってヒトもたまにいるね。
 そういうときはグランシャンの【主の部屋】に行くヒトもいるよ。
 そんな貴重な品は、たいていグランシャンのお気に入りだから手放してくれないことが多いらしいけど」
15:22:37
「うん。……ここで何かが起きているのなら、それを止めないといけないからね」小声で話し。
「どこか気になる場所があれば、私が周りの気を惹いたり、一緒についていくからね!」
古城では、ざっと見る限りでも次のエリアがあります。 現在フローレンスたちは【大ホール】に居ます。
【大ホール】様々な魔道具が展示され、軽食を食べながら人々が鑑賞しています。
【主の部屋】グランシャンの部屋です。
【使用人棟】離れにある建物で、使用人たちが2人1部屋で寝泊まりしています。
  【中庭】花や灌木の植えられた中庭です。
 【プール】魔動機が生んだ流れのある、わっかの形をしたプールです。照明で照らされています。
15:23:34
「そうそう、お金持ちは話好きでウワサ好きだから、うまく懐に潜り込んだら【面白い話が聞ける】かもしれないよっ」
#
15:24:30
現在いる【大ホール】では、様々な〈魔道具〉が展示されています。
とくに、〈3つの品物〉に人々が集まっていますね。
フローレンス
15:25:06
 武具類は、機会があれば城主に見てもらったりするかも、みたいな触れ込みで安置していった――のだろう。
 蒐集と関連付ければだいたいのことは何とかなりそう、という意味では蒐集家なのはありがたい。
「はい……、ええと、まずは、賓客として不自然ではない程度に、お城の中を、廻ってみようと、思います。
 このホールでは――」
15:26:05
「――あれらが人気みたい、でしょうか。
 で、できれば、シャイニィ様に解説していただけたら、うれしい……です」
 品々を眺めながら。
#
15:27:24
魔道具の展示している一角を見てみるのであれば。
「なんだこれは、生き物なのか?」「なんだかこねたりなでまわしたくなるな……」
「おお、泥棒除けに良さそうだ」「口の中に吸い込まれてしまいそうだな」
「手のひらに収まりきらんぞ、何ガメルくらいになるんだ?」「きゃっ、今怪物の顔が映りましたわよ」
という声が聞こえてきて。
#シャイニィ
15:28:05
「そうだね、あれは──」
〈魔道具〉に示された名前と、その外見を教えてくれます。
〈気まぐれリキッド〉
 ひとりでに波打ち、姿を変える液体のような金属です。そこに生物らしさを見出すものもいます。

〈導きゴーレム〉
 大きさ2mほどの異形の頭部を象った、トーテムのような石像です。口をぽっかり開けています。

〈吸血鬼の封印石〉
 凶悪な吸血鬼を封じたとされる、大粒の赤い宝石です。光の加減で、模様が人の表情に見えなくもありません。
フローレンス
15:29:26
「な、なんだか、魔物みたいな感じの品を、お好みになるかたなのでしょうか……
 ……あのうねうねは、シャイニィ様もお好きそうです」
#シャイニィ
15:29:35
「私が見たことないものばかりだね、1番最初のはブロブっぽいけど」
15:29:53
「あー……うん、結構私好みかも」気まぐれリキッドを見て頷き。
15:30:33
「魔物を模した品物は、それ自体が魔除けとされていることがあるからね」
15:31:59
気になった品物があれば……近づき、【異常感知:14】を行えます。
#
15:32:19
シャイニィは……
2D6×3 → 1 + 6 + 【5】 = 12 , 2 + 1 + 【5】 = 8 , 4 + 3 + 【5】 = 12
フローレンス
15:33:51
「わたしも、すっかりブロブを身近に感じるようになってしまいました……」
 おもにボトルのせいだろう。
「……あれらの、具体的な魔力……みたいなものは、わたしには分かりませんけれど……」
 気になるといえば三つとも。中でもいちばん気になるというか警戒感を覚えるのは、封印石だが。
 リキッド、ゴーレム、宝石、について――
2D6×3 → 4 + 3 + 【10】 = 17 , 6 + 5 + 【10】 = 21 , 2 + 5 + 【10】 = 17
#シャイニィ
15:33:57
「これは魔動機文明にブロブを模して作ろうとした試作品だね。
 残念ながら常時同じ形を保つことは出来ないけど、1分とか【少しの間だけなら小さな物品に擬態させられる】みたいだよ」〈気まぐれリキッド〉を見て。
15:34:57
次に〈吸血鬼の封印石〉を見て。
「わわっ、本当に光の加減で【魔物の顔】に見えたりするよ。どんなカットをすればこうなるんだろ?」
大粒の宝石を前に興奮しています。
フローレンス
15:35:25
 ゴーレムが、がぶっとされそうな怖さという意味で、いちばんびくびくはしたらしい。
「そ、そうなのですね……合鍵とかに悪用されないといいのですけれど……」
#
15:36:46
フローレンスが、それらの品物に近づき。
〈気まぐれリキッド〉は、お盆のうえでうねうねと波打っています。
近づくと、ぴとと吸い付いてきました。ひんやりしているそれは、すぐに離れます。
とくに害意や、意思の類は感じられません。
15:37:10
吸い付いてきたのは反射的な、不規則運動の一種のようです。
フローレンス
15:37:31
「ふゃ……」
#
15:38:33
また、〈導きゴーレム〉を見ていると。
一瞬だけ、自分が【ここではない場所にいる】かのような感覚を覚えました。
それも一瞬だけで、我に返れば辺りには鑑賞している人々やシャイニィが居ます。

ゴーレムの大きな口の中は、【まっくらやみ】です。
フローレンス
15:39:02
「ひんやり、でした……」
 ブロブ慣れ(?)しているためか、そこまでリアクションは大きくなかった。人間、何事も慣れなのかもしれない。
#
15:39:22
ゴーレムとはいうものの、動く気配はまったくありません。
単に石像といったほうが近そうな見た目をしています。
15:40:19
さらに〈吸血鬼の封印石〉に目を向けると。
赤黒く、光を眩ゆく反射する宝石の鏡面に【牙を持つ異形】の姿が見えた気がしました。
もがき、うめくような表情のそれは、一瞬で見えなくなります。
フローレンス
15:40:20
「……ん……」
 ゴーレムの不思議な感覚に、小さくかぶりを振りつつ。
 どこかへ連れ去ってしまう、迷い込んでしまう、という性質を連想する限りでは、怪しくはあるが……。
#シャイニィ
15:40:50
「どれも不思議な品だね。
 ……フローレンス、何か気になったかな?」
フローレンス
15:43:11
「ぁぅ……」
 パレイドリア――模様が顔に見える現象に過ぎないのかもしれないが、真に迫っている。
 石像に比べればまだ、錯視の範疇に収まる……ようにも思えなくはないものの。
「は、はい……」
#
15:43:41
「この感触、まるで獣のようね」
「風呂に飾ってみると雰囲気が変わりそうだな」
「あの宝石、ネックレスにしてみたいわ」後ろで人々が鑑賞を続け。
#シャイニィ
15:44:48
「どこが気になったの?」
フローレンス
15:44:52
「その、感じた限りでは、石像が……特に不思議、でしょうか。
 どのくらい、感覚を信じてよいものかは、まだ、分からないのですけれど……。
 ……これらの物に詳しいかたは、やっぱり、グランシャン様なのでしょうか……」
#シャイニィ
15:45:56
「石像かあ、確かに不思議だね」
口を開けた石像は、変わらず鎮座しています。動き出す気配などは特にありません。
15:46:58
「気になるなら、直接グランシャンに聞いてみても良いかもね」
フローレンス
15:47:01
「どこかへ行ったみたいな、吸い込まれたみたいな、感じ……です。
 もし遺跡にあったら、みんなで離れて警戒しそうです……ね」
 人によっては石を投げてみたり、魔法をかけてみたり、するかもしれない。
 今、陳列物にそんなことをするわけにはいかないが。
#シャイニィ
15:47:38
「たしかに、これがポツンと置いてあったら守護ゴーレムだと思っちゃうよ」
フローレンス
15:48:56
「グラスランナーのかただったら、手を入れてみたりするのでしょうか……」
 嘘をつくと、その手が消えたり。
「……シャイニィ様は、なさらないでくださいね」
#シャイニィ
15:49:49
「大丈夫、これはヒトのものだからね!」自分のものなら試していたのでしょうか。
15:51:10
「この古城はどこをとっても貴宿街らしく手入れされているから、来た甲斐があるね。
 ……もちろん、本来の目的は忘れてないよ?」
15:51:35
【ウワサ】を知ってそうなヒトに話を聞いてみても良いかもね」
【大ホール】様々な魔道具が展示され、軽食を食べながら人々が鑑賞しています。
【主の部屋】グランシャンの部屋です。
【使用人棟】離れにある建物で、使用人たちが2人1部屋で寝泊まりしています。
  【中庭】花や灌木の植えられた中庭です。
 【プール】魔動機が生んだ流れのある、わっかの形をしたプールです。照明で照らされています。
フローレンス
15:51:45
 ちょっとうるうるした。
「え、ええと……それでは、別のところに、行ってみましょうか……?
 噂のことは、使用人のかたなどがお詳しいとは思うのですけれど……」
15:53:24
「……客がいきなりお喋りに行っても、あまり話してくださると思えませんし、何か契機なども探してみます。
 ここは人が多いですし……ちょっとお庭に、出てみます……ね」
#
15:54:15
使用人は時折食器を片付けたり、客の要望を聞いたり、商談を受けたりしていました。
フローレンス
15:54:35
 グリーントーチなどが栽培されていれば、十中八九、そいつの仕業だろう。
 ――何にせよ、客らしく二人分の飲み物のグラスなどを取って、庭へ向かうことに。
#シャイニィ
15:54:52
「ん、そうしよっか」
片手を出し、一緒に庭園に出ます。
#
15:55:55
グラスを手にしながら古城を出て【中庭】にやってきました。
酔った客らが花壇の前で膝立ちになっていたり、噴水の前で甘い言葉を掛け合ったりしています。
#グランシャン
15:56:44
辺りには色とりどりの花や灌木が並んでいるのが見えました。
──【異常感知:14】を行えます。
#
15:56:53
(グランシャンはここにいません)
#グランシャン
15:57:37
「これだけの土地を貴宿街で持っているのはなかなか居ないね、見ていて楽しいよ」グラスを傾け。
#シャイニィ
15:57:44
こっちです──
フローレンス
15:58:08
 酔うわけにもいかないので、果実水などだった。
 ワインくらいなら飲めなくもないが、今は飲食を楽しみに来たわけでもない。
「……ぁぅ。あ、ああいうことを、言うものなのですね……」
 逢瀬の囁きが耳に届くと、意識してしまって、お酒なしでも頬を赤くなってしまう。
15:58:50
 何らかの変わったところを感じられるかは――
2D6 → 2 + 5 + 【10】 = 17
#シャイニィ
15:59:32
「あはは……お酒と雰囲気の魔力のせいだね」睦言の聞こえる方向から目を逸らし。
#
16:00:23
フローレンスは、辺りの灌木が妙に伸びていたり、枯れた花、密集して成長の悪い植物たちを見つけました。
【最近手入れされていない】のでしょうか。
フローレンス
16:01:36
「参考に……な、ならなさそう……でした」
 君の瞳は夜空の星をすべて集めたよりも美しく煌めいていて、僕はその輝きからもう目を離せないのさ。
 ――みたいなポエムをフローレンスが口走りはじめたら、オーガを疑うべきだろう。
#
16:01:48
👹
#シャイニィ
16:02:46
「それにしても、まるで迷路みたいだね」
実際に、迷路のように植え込みを使った一角も見えます。
フローレンス
16:02:48
「……あの辺は、園芸の手が回っていないみたいでしょうか。
 パーティーの前は特に、気にするところだと思うのですけれど……園丁のかたが、足りなくなってしまったのかも……」
#シャイニィ
16:03:37
「えっ? あっ……ほんとだ。前来たときはしっかり手入れされてたのに」
16:05:22
「使用人たちは居たから、庭師のヒトだけいないのかな?」
フローレンス
16:05:45
 使用人に話を振るとっかかりにもなりそうだが、クレームみたいに取られると心証が悪いし、もうちょっと考えよう。
 次に、客が行きそうなロケーションは――
「……え、ええと、ナイトプールにも……行ってみようと思うのです、けれど」
#シャイニィ
16:06:02
「プールかあ、丁度良い季節だもんね」
#
16:06:32
シャイニィがプールのあるらしい方向を向き。
日が沈んだにも関わらず、さまざまな色の光で照らされた一角が見えます。
16:07:18
おっと、それと。
もし気になることがあれば、「宣言」したり、「判定」を試みて構いません。
達成値に応じた情報を返しましょう。
フローレンス
16:07:38
「ぁぅ……涼みに行くつもりでは、ないのです……」
 ましてや、泳ぐようなところでもない。本来。
 ライトアップされた水辺で、水着姿で優雅に寛ぎ、語らうための――
「……ドレスで入るわけには、いかないですよね」
#シャイニィ
16:08:11
「水辺に行くなら水着じゃないとね。
 プールのそばにたくさん用意されてるよ」
フローレンス
16:10:18
 いきなり探索を始める怪しい客ではなかった。必要と感じたら何か工夫するしかない。それこそシャイニィに囮を頼むみたいな。
 ともあれ、そのシャイニィの方をもじもじと見て、
「は、恥ずかしい……ですけれど、それでは、着替えるところへ、い、行きましょう……」
#シャイニィ
16:11:04
「あはは……大丈夫、みんな浮かれているだけだから悪いようにはならないよ」
そういってフローレンスを先導し。
#
16:12:38
夜ですが、光を生む魔動機で色とりどりの光に染められた【ナイトプール】にやってきました。
肌を極力見せないようにしている者や、大胆な恰好をしている者とおおまかに2種類に分かれていますが、どちらもやっていることは変わりません。
プールを楽しみ、かるく泳いだりしながら談笑にふけっています。
フローレンス
16:13:00
「ぅぅ……シャイニィ様みたいに魅力的なかたは、こういうとき、躊躇しないものなのです……」
 先導されてきた。
#シャイニィ
16:13:29
「ブラックボックスから波を生む魔動機を買ったんだって」
プールは輪っかの形をしており、流れがあります。 大きな浮き輪に乗りながら、ちゅーとグラスの中身を呑む人たちも。
16:14:10
「ほら、あっちに更衣室があるから着替えよっか。
 使用人さんが手伝ってくれるよ」
【更衣室】と書かれた場所では、ドレスから水着へすばやく着替えられるよう、使用人さんが待機しています。
フローレンス
16:14:19
「その魔動機が失踪の原因……ではなさそう、です、けれど」
 爆発を繰り返しているわけではない。と信じたい。
#
16:15:11
魔動機は一部が水中にあり、波を生み出したり、浄化の機構をもっているようです。
水と面する部分は、安全のため格子やカバーが施されていますね。
フローレンス
16:15:48
「は、はい……。
 あの……、み、水着を……着たいと、思うので……す……」
 ――後半は消え入りそうな声で、使用人に。
#
16:16:15
【更衣室】に入ったならば、ドレスルームのように、代わりにたくさんの水着があります。
色々なデザインがありますね。
先程、たくさんの衆目を集めていたのは……大胆な〈勝負水着〉です。
もし着れば、人にお話を【聞き込み】する際にボーナスがありそうですね。
#使用人
16:16:59
「はい、どれでもお選びくださいな」
セパレートの水着に、撥水性の素材で作られたホワイトブリムとエプロンを身に着けた使用人が居ます。
フローレンス
16:19:31
 ラッコの着ぐるみなどを探し――あるはずもなかった。
「ぅぅ……で、でも、この機会に、慣れなくちゃ……海でデートとかするときに、笑われてしまいます……」
 大胆な水着を一着、手に取ってみて、耳朶を紅潮させつつ。
「こういうのは……ど、どうやって着るのでしょうか……」
#使用人
16:20:45
「それは、こうやって──」
するするとドレスから水着へ着つけを行い。あっという間に綺麗な肌を心ばかり隠す水着に彩られました。
16:20:55
「よくお似合いですよ!」
フローレンス
16:23:27
「ゎ……? ゃ……? ぇ……?」
 あまりのデザインに着方が気になっただけで、これが着たいですという意図ではなかったのだが、
 あれよあれよと翻弄されている内に、水着姿になってしまった。
 昔は使用人に着せつけられることに慣れていたので、無意識にされるがままになったというのも一因かもしれないが。
「…………(///)」
#使用人
16:25:14
「これなら玉の輿間違いなしです!」
あっという間に着せられ、そのまま使用人さんに軽く押されて更衣室の外に出て。
フローレンス
16:25:15
「…………ぁぅ」
 せめて、自分の好きな、明るい無彩色――白っぽい布で、よかった。いや、好きな色だから最初に手に取ったのだが。
 内腿を擦り合わせるようにして、萎縮げに、
「ほ、本当ですか……? おかしなところ、ないでしょうか……」
#
16:25:18
「おお」「どこの娘だ?」「きれいだなー」
一斉に衆目を浴びます。
#使用人
16:25:34
「ありません、満点です!」
#シャイニィ
16:26:38
「良いのを選んだねっ」
シャイニィも出てきて。ワンショルダーで脇腹部分の布がカットされた、フリルつきの水着を着ています。
フローレンス
16:26:58
「ぁぅぅぅ……」
 聞き込み判定ボーナスの前に、まず、全滅してしまった語彙の蘇生から始めるしかなさそうだった。
 視線を浴びて、思わず自身を抱くような所作に――意図せず双丘が強調されたりして、やはりボーナスはつきそうだ。多分。
#シャイニィ
16:27:43
「とても似合ってるよっ」
フローレンスを褒め。ますます視線が集まり。
フローレンス
16:28:27
「ひぅ……ぅぅ……き、きれいです、シャイニィさま、ぁぅ」
 がんばって、こくこくと頷いた。
 次に、慌ててふるふると首を振った。選んだわけじゃないです、などと潔くない反駁などできなかった。
#シャイニィ
16:29:01
「ほら、自信をもって!」
そんななか、(頑張って)気になるウワサを聞き取ろうとするのであれば、
冒険者Lv+知力Bで【聞き込み:15/17/19】を行えます。
高いほどさらに情報を聞けそうです。
フローレンス
16:30:52
「…………っ……」
 頬が熱くなるのが止まらないので、せめて冷水へと。
 幻想的な色彩へと照明された水面に太腿まで浸かって……
 ……こわごわと社交界らしいことをすべく、がんばってみるのだった。
2D6 → 2 + 5 + 【11+1】 = 19
16:31:15
 勝負水着が決め手だったらしい――
#
16:31:35
わお。
ゆっくりと流されながら、いろいろな人と話をして。
異性同性問わず魅了するフローレンスは、様々な話を聞きました。
16:32:15
1つは、
「グランシャン氏もまたここで泳げば良いのに。【最近一緒に泳いでくれない】んだよねー…… あれほど泳ぎが大好きだったのに。魔道具収集の方に一途になったのかな?」というもので。
16:32:49
2つ目は、
「最近、使用人のなかに凄く可愛い【赤毛の子】がいるんだよね。どこで雇ったのかな? とってもかわいいし、、ボク専属の使用人に──引き抜きはグランシャンに怒られるかなあ」というもので。
16:34:02
3つ目は、
「私は、ある友達を探してるの……前にパーティーで一緒に来て、【ひとり化粧室に行った】あの子。
 戻ってこないから、使用人さんと確認に行ったら姿は無くて……化粧室にあったあの〈大きな石像〉はなに?今日のホールにあったのと同じ見た目をしていたわ……」というものでした。
フローレンス
16:34:29
「ご、ごごご、ごきげんよう……です……」
 普段の格好もラルージュ伝統のもので、肩や脚がかなり出てはいるが。
 こうして、胸囲と腰に申し訳程度の布地のみ、となれば、やっぱり、恥ずかしい。
 瞳を潤ませつつ、
「ええと、その……恰幅がよくなられたそうですし、運動なさらなくなったのでしょうか……」
#
16:34:34
それぞれ、
「ねえ、きみ(フローレンス)ならどうする?」「どうすれば良いの?」と話題を振ったり、嘆いたりしている人たちでした。
16:35:16
「自分に厳しい人だったのになあ。あっ、魔道具に対するサイフのヒモは別だけど」>フローレンス
フローレンス
16:36:05
「およ、よ、泳ぎに役立つ魔道具を、見せてみるとか……」
 ……一般にはペンギンマントくらいしかない。だめそうだ。
#
16:37:16
「うーん、グランシャン氏の知らなそうな魔道具がないか探してみるか。
 いやあ、綺麗な子と話せて良かったよ」
フローレンスの言葉に、満足そうに1人目の客はプールの流れに身を任せていきます。
フローレンス
16:39:11
「赤毛のかた……ですか……? まだ、わたしは、お会いしていないかもしれません……。
 わ、わたしは、でも、あちらのシャイニィ様も、かわいい、と思うのです、とっても……っ……」
 ――がんばって話題についていく。ついていきかたが、てんぱっていたが。
#
16:41:33
「くるくると両の髪を巻いた、赤毛の使用人だよ。
 2か月前に来た時はまだ居なかったんだよね。 【厨房とかグランシャンの身の回り】を担当しているのかなあ?」
「そのヒト(シャイニィ)も綺麗だね。でも、あの使用人はなんかこう、ぐっと【惹かれる魅力、いや魔力のようなもの】を感じたんだよね」
フローレンス
16:44:46
「そ、そうなのですね……」
 貴族などにはままあることだが、使用人として迎え入れた愛人など――かもしれないが、
 グランシャンは一代の富豪なだけで、別に貴族ではなさそうだ。称号を買ったり授与されたりしてなければ。
 さておき、
「お見かけしたら、おはなしをしてみます……シーズン単位の雇用という場合も、ありますし……」
#
16:46:00
「うんうん。そうだ、良ければキミもボクの使用人に~~」
そう言いながら、急流に流されていきました。
フローレンス
16:46:45
 石像については――やっぱり、自分でも感じたみたいに、何らかの力はありそうな印象が増強された。
「何もおっしゃらずに消息を絶つなんて、何か事情があったのでしょうか……。
 ご無事でいると、よいのですけれど……」
#
16:48:27
「前にパーティーにきたとき、〈大きな石像〉は化粧室にずっとあったわ。
 あれの中に隠れていると思って手を突っ込んだり、明かりで照らしたけど、【隠れるスペース】なんてなかったわもの。
 途中で帰ったにしては、あれから家の方に行っても音沙汰ないのよ……」
失踪した友人の連れらしい女性はそう言い。
フローレンス
16:52:00
「…………」
 お伽噺でいう妖精の環みたいに、入り込んだら別の世界へ迷子になってしまう、というようなものなのかもしれない。
 もしそうなら、屋敷が無人になっていない以上、そうなる条件みたいなものが何かあるのかもしれないが――
「そう、なのですね……。
 ……ええと、どのようなかた、なのでしょうか。
 グランシャン様と取引なさっていたかたのひとり、でしょうか……」
#
16:54:11
【ジェーン】って子よ。金髪で背の高い子。
 こういう人の多い場所が好きだから、よく私と来ていたのよ。両親は居なくなって他に家の人はいないけれど、私に親しくしてくれる良い子なのよ」
16:54:58
「……もっとも、私はなにも見つけられてないのだけれど」
諦念の表情を浮かべた彼女は、ぼんやりとグラスをあおります。彼女の周りには強い酒気が漂っています。
16:56:28
「もちろんグランシャンに一度聞いたわよ、答えは『私は知らない』だったわね」
フローレンス
16:57:18
「分かりました……何か足取りを掴めないか、わたしも、気にかけておきます。
 ……あと、その……水場で、あまりお酒を飲むのは、危ない、ですから。
 余計なお世話なのは、わかっていますけれど……できましたら、今夜はそのくらいになさりましたら、と……」
#
16:58:34
「……」
一度グラスを傾ける手を止めてフローレンスに向き直り。
「その言い方、まるでジェーンみたい」
そう言ってグラスをビーチサイドに置いていました。
#シャイニィ
16:59:37
「色々なヒトとお話をしてたけど、何か分かった?」
泳がずにビーチサイドをうろうろしていたシャイニィが戻ってきます。
フローレンス
17:00:41
「く、口出しして、ごめんなさい……その、心配でした、から」
 うるうるしながら答えて――
 ――この機会に慣れなくちゃ、とか言っていたが、微塵も慣れてない様子で恥ずかしげにシャイニィの側へ戻ってきた。
「ぁぅ」
17:01:39
「き、綺麗と言われたりしました……お酒がまわっているかたが、多いみたいです……」
 分かったことその1。
#シャイニィ
17:01:45
「なんだか、話したヒトは落ち着いてるみたいだけど」
ジェーンのことを口に出していた女性は、最初の、どことなく周りを突き放すような表情が和らいでいました。
17:01:58
「うん、私もそう思うかな」
フローレンス
17:04:04
「そう、ですよね……わたしはお酒、あまり飲めないですし、今は特にそうですけれど……」
 水着を帯びた双丘の前で、両手をもじもじと握り合わせ、身じろぎしつつ、
「……あと、行方不明のかたの、こととか……」
 聞けた話をかいつまんで纏める。
#シャイニィ
17:05:15
「行方不明のウワサは本当だったんだ……
 その化粧室に問題があったのかな、それとも」
「古城で何かが起きているのは間違いなさそう。 でもグランシャンは何をしているんだろう……
 まさかグランシャンが何かを企んでるとか?」
フローレンスの話を聞き、うんうんうなります。
フローレンス
17:07:36
「それは……まだ、わからないです……ので、もっと情報も集められるように、引き続き、努めます……。
 ……石像が怪しくはあるのですけれど、もしそうだとしても、誰かの意図的なことなのかどうか、ということもあります……から」
#シャイニィ
17:08:57
「うん、私も手伝うよ」
フローレンス
17:09:27
「え、ええと。
 ここでは、お話を聞けそうなかたとは、お話、しましたから……。
 水着を脱いで、別のところへ行きますね。
 ……ぁ……あの、裸になるという意味では、なくてっ……」
#シャイニィ
17:09:51
「そうだね、外から来たヒトが居る場所は一通り見たかな」
【大ホール】様々な魔道具が展示され、軽食を食べながら人々が鑑賞しています。
【主の部屋】グランシャンの部屋です。
【使用人棟】離れにある建物で、使用人たちが2人1部屋で寝泊まりしています。
  【中庭】花や灌木の植えられた中庭です。
 【プール】魔動機が生んだ流れのある、わっかの形をしたプールです。照明で照らされています。
17:10:21
「そうなったらみんなビックリしちゃうから、ちゃんと着替えないとね」
そういってシャイニィは更衣室に行きます。
フローレンス
17:12:05
「誰よりもまずわたしがビックリします、というより、失神します……」
 真っ赤になって、ドレスへ着替えに戻るのだった。
 際して、先ほどの更衣担当の使用人に、赤い髪の子についてきいてみながら。
「評判になっているみたい、なのですけれど……お料理なさっているのでしょうか……?」
#使用人
17:12:17
「プールは楽しめましたか?グランシャン家に来た人はみんな喜んでくれるんです」
フローレンスも更衣室に向かったならば、先ほどの使用人さんがてきぱき着替えさせてくれます。
フローレンス
17:13:03
「は、はい……、この格好は、まだ、慣れませんけれど……」
 もじもじしながら。
#使用人
17:14:05
「赤髪の……【クリム】のことですか?
 あの子はええと、ブランブルグに難破したところを助けて家に迎え入れた、ってグランシャンさまが言っていました。
 料理もしますし、【主の部屋】で身の回りのお世話をしていることが多いです。
 以前は別の者が担当だったのですけど、少し前にお暇を出されて」
17:16:56
「あっ、別に悪い子じゃありませんよ。
 器量よし、覚えよしで出来なかった仕事というものがひとつもありませんでしたから」
フローレンス
17:17:05
「そう、なのですね……」
 ドレスも背中が出ていて少し恥ずかしかったけれど、水着からこれに戻ると、安心感があった。
 仮に裸から水着になれば同じだろうし、何事も相対的なものであるのかもしれない。
「身の回り……あの展示品みたいな蒐集品の手入れとかも、なさっているのでしょうか。
 もっと知りたいのですけれど、グランシャン様にいきなり伺いに行くのも失礼かもと思って……」
17:18:54
「ぁ……すぐに乾かせるハンガーが、荷物には入っているのですけれど、今は持っていないのです。
 ごめんなさい……」
 これは、着終わった水着について。
#使用人
17:19:21
「収集品の展示は別の……主に男性の使用人がしています。なんたって重いですからね。
 手入れは私達も手伝いますけど。
 あっでも、配置は【クリム】が指示していますよ、グランシャンさまの指示を受けているみたいです」
実際、収集品の配置は、人々の目を引き、他の品も見たくなるような絶妙な位置関係だったようです。
17:20:16
「もう乾きましたよ、なにも心配されることはありません」
温風の出る魔道具を使い、素早く水着を乾燥させていました。
これもグランシャンの集めた魔道具のひとつなのでしょう。
フローレンス
17:23:17
「わあ……いろいろな品があるのですね。
 洗濯物を増やしてしまったことに気づいて、申し訳なかったのです……」
 家が凋落して、使用人がしていたことの多くを自分でやるようになってはじめて、その大変さを知ったのだ。
「慣れた様子で配置されていた印象……でした。
 ええと、でも、それでしたら、品物のことは、やっぱりグランシャン様にお訊ねすべきなのでしょうか……?」
#使用人
17:25:00
「これが私たちの役目ですから!」
洗濯物についてそう言い。
「グランシャンさまは話を聞いてくれるはずです……はい、おそらく。
 ……最近は、あまり私たちにお話してくれませんが、それで私たちの心が変わったりはしません」
フローレンス
17:27:29
「あまり人付き合いをなさらなくなったとは、わたしも聞いています。
 何か心配事があるのでしょうか、それとも何か体調が優れないとか……いえ、思わず詮索が過ぎてしまったかもしれません」
 おずおずと会釈をして、
「その……じ、迅速な着せ替えを、ありがとうございました。引き続き、がんばってください、です」
#使用人
17:28:18
「はい、引き続きパーティーをお楽しみください」
そういってフローレンスを見送ります。
フローレンス
17:29:24
「……こ、この格好の方が、落ち着きます……」
 シャイニィと合流しての第一声が、頬を染めての、これだった。
#シャイニィ
17:29:50
「気に入ってくれて私も嬉しいよ」
シャイニィも黒いドレス姿に戻って合流し。
#
17:31:30
夜はまだまだ更けません。
フローレンスは気になった場所に迎えます。
【大ホール】様々な魔道具が展示され、軽食を食べながら人々が鑑賞しています。
【主の部屋】グランシャンの部屋です。
【使用人棟】離れにある建物で、使用人たちが2人1部屋で寝泊まりしています。
  【中庭】花や灌木の植えられた中庭です。
 【プール】魔動機が生んだ流れのある、わっかの形をしたプールです。照明で照らされています。
フローレンス
17:33:08
「わたしなんかには、少し華やかすぎるとは、まだ、思いはしますけれど。でも、なんだか、少し――」
 懐かしい……というのとは、厳密には違うのかもしれない。
 一度なくしたものに、また僅かなりとも触れているような、うまく言葉にならない、その感覚。
 だが、夜会を楽しみに来たわけではない。思案げに目を伏せて、
「……最初は……何度か話にのぼった、石像について、安全かどうか分かるまで、おもに調べるつもり、です」
#シャイニィ
17:34:32
「あの石像と居なくなったヒトたちが関係しているのは間違いないみたいだね。
 【何か条件を満たすと石像に変化が起きる】のかな、それとも【誰かが利用している】のかな……?」
フローレンス
17:35:37
 危険を知っていて展示したのか、危険を知らずに展示したのか、そもそも危険ではないのか。
 どれもまたIFでしかない以上、少なくとも明確に除外できるまでは、探るしかないのだし。
「そう……ですね。失踪に関わる何かがあるとして、それには条件があるのだと、思います。
 でなければ、わたしたちを含めて、ホールのひとはみんな消えています、し……」
#シャイニィ
17:36:14
「そうだね、見境なく近づいたヒトが居なくなっちゃうんだったら、ホールに入った時点でそうなってただろうし」
#
17:37:03
【大ホール】の方を伺うのであれば、未だに〈魔道具〉たちに人だかりができていますね。
人との談笑を楽しむ者もいれば、グランシャンの収集物に興味を示す者も同じくらいいます。
フローレンス
17:39:18
「あまり考えたくない仮説としては、石像の“おなかがすいたら”取り込んでしまうとか……
 ……わたしが少し、感じたりしましたから、完全にオンオフするようなものではないみたい、ですし。
 え、ええと……そうした推理みたいなものをするには、もっと、お話を集めないと……です……」
17:40:23
「使用人のかたが、お話をしてくださると、よいのですけれど。
 わ、話題は、がんばって集めましたし……」
#シャイニィ
17:40:32
「そうだね──あっ!」
そうして話していると。
客人の一人が、酔っていたのかふらつき、〈導きゴーレム〉(石像)にぶつかりました。
2mほどあるそれは、見た目に反してゴォンと音と共にあっさりと倒れます。
フローレンス
17:41:18
 かくて、使用人の住処へと向かうべく、踵を――
 ――返そうとしたところで、音に、びくっとした。
「ひぅ……!? ……だ、だいじょうぶ、ですか?」
#シャイニィ
17:41:45
「倒しちゃった………ケガはない、みたいだね」
メガネを掛けたその男性は、赤らんだ頬のまま転がり続けており。
起きられないのはケガしたのではなく、泥酔しているからでしょう。
#
17:42:43
「あぁ~? らいじょぶらいじょぶ、ちょっときになってたらけだから~」
ヒゲのこんもりした小人──グラスランナーでしょうか──がころころ転がっています。
フローレンス
17:43:54
「お、お酒をお召しになりすぎ……と思います……」
 技能分野としては野伏だが、もともとは、魔法の素養がなくても人を治療できる技術・知識を得ようと学んだ薬学がベースだ。
 転がっているものの側へしゃがみ込んで、介抱することに――介抱……
「えい」
 お口にお水を注ぎこんであげた。
#シャイニィ
17:43:58
「見た目は重そうな石像だったけど……」一緒に倒れている〈導きゴーレム〉を見て。
#メガネの小人
17:44:26
「がぼぼぼ」
 お水を飲み。
17:45:16
「ひくっ……なんら?気持ちよく呑んでたのにぃ」
それなりに酔いが覚めたようです。
「おっと、いけないいけない倒しちゃったな……よいしょっと」
そういうと〈導きゴーレム〉を起こしました。
フローレンス
17:45:47
「飲みすぎてしまったときは、お水とかで薄めるのが、応急的に、よいですから……
 ……あ……思わず、してしまいました。ご、ごめんなさい……」
17:46:00
「……軽いのです?」
#使用人
17:46:06
「ええと、展示品にはぶつからないよう気を付けてくださいね」
使用人が客人らにケガがないか、魔道具に瑕疵がないか確認し。 どちらも問題ないらしく、ほっとしていました。
#メガネの小人
17:46:39
「うん? わらくしでも起こせなくはなかったれすよ」
フローレンス
17:48:29
「不思議です……中は、真っ暗みたいです、のに」
 奇妙な力がはたらかないか少し不安もあったが、機会を逃がすわけにもいかない。
 ゴーレムの、暗い口の中を覗き込みながら、
「石像だと思ったのですけれど……がらんどうなのでしょうか……?」
#
17:48:34
おっと、そうですね。
フローレンスは、〈導きゴーレム〉の底面に【魔法陣】があるのを目にしました。
17:49:36
口の中は妙に暗いものの、目を凝らせば"口の行き止まり"が見えます。
特に何かが入っているわけでもありません。 グラスランナーのような小柄な生物であれば隠れられなくもないでしょうが……
17:50:19
行き止まりまでの"浅さ"とは対照的に、容易に人が呑み込めそうなくらいには"口"は広いです。
あんぐり開けています。
フローレンス
17:51:50
 魔術の知識など、微塵もない。ないが、少しでも観察しておくべきだろう。
 チェックしていた使用人に、
「あの……せっかくですから、底面の方も、拝見させていただけないでしょうか。
 何か模様のようなものが、ありましたから……。
 それほど重くないみたいですし、二人くらいで支えて傾けてくだされば、鑑賞できると思うのです。
 あ、あつかましいお願いなのは、わかっていますけれど……」
17:52:25
 よかった。奇特な人コレクターの友人という肩書で、本当によかった。
#使用人
17:52:59
「えっ……ええ、少しの間だけなら。
 瑕疵の確認にもなりますし」
そばにいた使用人たちが顔を見合わせしばらく話し。やがて向き直ると、頷いて〈導きゴーレム〉を持ち上げました。
#
17:53:45
底面には確かに【魔法陣】が刻まれており。
魔法文明語らしく、なにやらびっしりと書き込まれています。
フローレンス
17:53:53
「傾け――」
 持ち上げちゃった。という顔だったが、シャイニィを誘って、屈み込み、いっしょにボトムを鑑賞するのだった。
17:54:27
「アル・メナスの言葉ではないみたい……としか、わたしには分からないです、けれど……」
#シャイニィ
17:55:13
「ええと、うーん……この石像は術式の【子機】のようだね。
 この魔法陣が作動すると、【親機】の方に何か起こる……みたい。これ以上は私は分からないかな」
難解な魔法文明語を読み込み。
#メガネの小人
17:55:47
「がぼぼぼ──」
 先ほどまで介抱されていた小人は、再びお酒を呑んでました──
17:56:31
「ありゃ導きゴーレムっていうより〈攫いゴーレム〉じゃないかい──ひっく」
赤らんだ顔でフローレンス──正しくは石像の方を見やり。
フローレンス
17:57:49
「複雑そうでした……。
 ここから吸い込んで、大本の……出口の魔法陣へ送る……みたいなものなのでしょうか……」
 それとはまた少し違うのかもしれないが。
「……ぁぅ」
 こちらも赤くなって、ドレスのスカートを整えた。
17:58:13
「も、もしかして、学者さまなのでしょうか……?」
 メガネかけてるし。
#メガネの小人
17:59:28
「うん~? まあそうねえ、ちょっとフィールドワーク好きならけらよお」
そういって向き直った彼は──ひげがとれていました。 つけひげのようです。
「あっわらくしのあいでんてぃてぃーが」
18:01:01
「そりゃ【転送紋】らねえ、どこにとばされるかはみたらけじゃわかんないけろ」
フローレンス
18:02:47
「ドワーフのかたみたいなことを、仰っています……」
 ヒゲについて。
 続きには、こくんと頷いて、
「やっぱり、どこかへ送るようなもの……なのです、ね。
 え、ええと……わたしは疎いのですけれど……マナを注いだりすると、起動するのでしょうか……?」
#メガネの小人
18:03:38
「わらくしにそれ聞く~? とりゃ」
そう言って〈導きゴーレム〉に触れ。
「くぬぬぬ~ ──わらくしマナが無いんだった」
……特に反応はありません。
#使用人
18:04:03
「あの、触れずにご鑑賞いただけると……」
フローレンス
18:05:44
「ぁぅ……そ、そういうつもりでは、なかったのです……ごめんなさい」
 実際、深く考えず、単に起動の仕方に思いを馳せていただけだった。
「わざわざ引っ繰り返してそこに触れる必要があるものでは、ないと……お、思うのです、けれど」
#メガネの小人
18:06:27
「そうらねえ、きっとこれは【条件を満たすと起動する】らよ。
 そのためのマナはたっぷり蓄えてるみたいらから」
#
18:07:23
周りの客人たちもなんだなんだとみていますが、それ以上の発見はありません。
フローレンス
18:09:31
「そう、なのですか……? ホールに置くのは、危ないような気も、します……」
 ブラックボックスのホールであれば例外かもしれないが。
「……いえ、逆に、条件を満たすことは今はない、ということなのかもしれませんけれど。
 のちほど、グランシャン様に、由来とかを伺ってみないと……です」
18:09:53
「え、ええと……ありがとうございました……」
 保持している使用人たちに。
#使用人
18:10:23
「お構いなく。私一人でも抱えられそうでしたね」
2人で抱えていた使用人たちが、元の位置に石像を戻し。
フローレンス
18:11:24
「お客様も、その、ありがとうございます……」
 とれたつけひげをつけてあげながら。
#メガネの小人
18:12:28
「どうも~? ぷは~」
 ひげを落とした小人は、お酒をだらしなく呑んでいました。
#使用人
18:13:58
「ただの模様かと思っていました……」
【転送紋】らしいそれは、石像に刻まれていて。特に発光などはしていません。
フローレンス
18:14:05
「……でも、飲みすぎは、やっぱり、お体に毒ですよ。
 心配してしまいます、から……」
#メガネの小人
18:15:16
「がぼっ……Zzz」
小人はしばらくすると、グラスに口を着けたまま、立って寝ていました。
#シャイニィ
18:15:58
「いろいろなヒトがいるね」"いろいろ"筆頭。
「アレがただの石像じゃないことは分かったけど、どうしよっか?」
フローレンス
18:17:09
「ええと……このお城には、不思議なものが、まだたくさんありそう、です。
 皆様はお忙しいところですし……非番の使用人のかたと、お喋り……してみます、ね」
 使用人たちに会釈をして、寝てるのをもう一度不安げに見た後、シャイニィと一緒に使用人胸へ。
18:17:20
 棟だろう。きっと。
#
18:17:40
正しく棟に向かうようです。
18:19:05
古城を出て少し離れた場所に、立てられて日の浅い木造の宿舎がありました。
ここが【使用人棟】のようです。

【何やら大きないびきの聞こえる部屋】があります。使用人が寝ているのでしょうか。
それと、【すすり泣きの聞こえる部屋】も。
#シャイニィ
18:21:03
共用の部分には花が生けられ、動物をあしらったぬいぐるみなどが置かれています。
部屋の扉には2つずつ名札がかかっており。
1部屋を2人でつかっているのでしょう。
フローレンス
18:22:02
「ど、どうされたのでしょうか……」
 夜間の嗚咽となれば若干のホラーはあるが、それよりも、身を案じる心情が先立つ。
 啜り泣きの源の様子を確かめるべく、部屋の戸を……いきなり開けるわけにもいかないので、
 コン、コン、と優しくノックする。
「こんばんは……夜分、ごめんなさい。だいじょうぶ、でしょうか……」
#使用人
18:23:22
「うぅ……? はい、だいじょうぶです、ぇぐ……
 ここはホールではありませんよ……ぐすん」ノックすると、声が返ってきます。
フローレンス
18:26:23
「ホールと間違えるほど、酔っては――酔っていそうなかたは見かけましたけれど……。
 ……あの、お話をできるかたを探して、こちらへ来たのです。
 お仕事中の邪魔はできませんから……いえ、考えてみれば、お休み中の邪魔はもっと悪いかもしれません、けれど……。
 と、とにかく、泣いている方をそのままにも、できません。
 わたしなんかにできることは、あまりないかもしれませんけれど、でも、お話を聞くくらい……よろしければ……」
#使用人
18:27:32
「私は深夜の担当ですので……」
今はまだお休みの時間のようです。 しばらくすると、扉が内側に開き。背の低い使用人が現れました。
18:28:30
「少し……泣いていただけです。一緒に働いていて【友達が居なくなって】……
 お仕事の途中から、姿を見かけなくなったんです……」
フローレンス
18:29:06
「ぅぅ……本当に、邪魔をしてしまいました。ごめんなさい……」
 両手を前に揃えて、おずおずと低頭したのち、
「それは……他の、行方不明の噂と、同じように、ですか……?」
#使用人
18:31:26
「噂…… はい、その1人です。
 少し前のパーティーで、展示品の運搬の途中に突然いなくなってしまい……
 私のルームメイトは今も戻ってこないんです……」
二段ベッドには「ハニー」「マル」と書かれており。 「マル」の方のベッドは、シーツがにしわが一切ありません。
フローレンス
18:31:43
「他にも、お友達がいなくなってしまった、と話してくださったかたがいて……
 手がかりがありそうか気にしておきます……と、わたし、約束したのです。
 できることなら、困っているかたの力に、なりたいです……の、のぶれすおびじゅる、です」
 
 やはり噛んだ。
18:32:47
 ハチミツが好きそうなコンビだったようだ。先入観である。
「展示品……やっぱり、石像、でしょうか……おおきなお口のある……」
#使用人
18:33:30
「力になってくれるのは嬉しいです。見つかったら嬉しいですけれど……」
「ルームメイトは……マルは、展示品を動かしている最中に居なくなりました。
 たくさんの展示品があって、みんな大忙しで……」
18:34:35
「石像……はい、〈導きゴーレム〉です。
 置き場がないから、あれを別の場所に一時避難させて、と誰かが言っていました。
 それで彼女、一人で石像を運んで行って……」
18:35:41
「それから、マルは居なくなりました。
 〈導きゴーレム〉は、【化粧室】に置いてあったんです」
フローレンス
18:36:56
「ご無事に見つかると、よいのですけれど……いえ、見つけるように、わたしが務めるの、です。
 ……当たり前といえばそうですけれど、ひとりで石像の近くにいると、いなくなることが、共通点、でしょうか……?
 ええと……念のため、そのときのことを、もっと詳しく聞くことを、おゆるしくださるでしょうか。
 時間帯とか、指示していたかたとか……」
#使用人
18:38:41
「どうしていなくなったかは分かりません……
 私も消えちゃうんじゃないかと思うと怖くて、ホールや化粧室の方には近づけないんです」
18:39:54
「時間帯はお昼ごろでした……
 展示品を動かすときは何時も大忙しなので、お互いがお互いに指示しているんです。
 だから誰がか、というのは覚えてないですけど、グランシャンさまの【主の部屋】の方から聞こえてきたような……」
フローレンス
18:40:00
「そ、それと、敷居で立ち話していると、わたし、他のかたの迷惑になってしまうかもしれませんし……
 ……少しの間、お部屋に入れてくださっても、よいでしょうか……?
 こんな見知らぬ相手に、そうするのは抵抗があるかもしれないです、けれど。
 わたし……名前は、フローレンス、です、ハニー様。招待客――の付き添い、です」
#使用人
18:40:43
「は、はい」
部屋に招き入れ。
小さなテーブルに向かい合わせに置かれた2脚の椅子に、フローレンスとシャイニィを招きます。
18:41:38
そして、共用部にあったハーブティー入りのポット(魔道具で保温されていました)を手に取り。
3つ、カップに注いだ後、自身も飲みます。
「……誰かに話せて、少しだけほっとしました」
18:42:37
「他のみんなは、話したら消えちゃうんじゃないかと思っているみたいで、話したがらないんです」
フローレンス
18:44:42
「ありがとうございます……その、ごめんなさい」
 椅子に腰かけて、お茶をいただいたのち、ドレスに包まれた膝上へと行儀良く両手を揃え。
 手を見えるところに置いておくのは、相手を安心させやすい……とマナーで学んだのを思い出す。
「……心細かったのですね。わ、わたしも……それは同じです。
 助けになりたいって思い、いえ、義務がなければ、怖くて竦んでしまうでしょうから……」
#使用人
18:46:05
「はい…… もし叶うならまた……マルに会いたいです。
 あの子は今どこに……ぐすっ」
そう言うと、再び嗚咽が漏れ。
フローレンス
18:46:47
「……使用人のかたが話そうとしなくても、お客様の中にも、いなくなってしまうかたがいて……
 それで、外でも、少し噂になっている……のですね。
 ぁ……」
18:47:32
 おずおずと手を差し伸べて、使用人の涙を、そっと拭いながら。
「見つけて、帰してあげられるように、がんばります……から。約束、です」
#使用人
18:48:01
「はい、催しに足を運んで頂いた方が居なくなるというお話は聞きました。
 単なるうわさだと信じていたかったですけど、マルが居なくなってしまいましたから……」
18:48:10
「ありがとうございます……」
#シャイニィ
18:48:38
「居なくなってるのは外から来た人も、ここにいる人も含まれているんだね」
フローレンス
18:49:00
「……お庭の方に出たとき、手入れが滞っているところがあるのを、見たのです。
 もしかして、園丁のかたも、いなくなったのでしょうか……?」
18:49:41
「マル様が、そのお庭のお手入れをなさっていた、という場合もあります、けれど……」
#使用人
18:50:24
「はい、庭師のチェスナさんも……1か月ほど前から。
 最初はお暇を出されたと思っていたんです」
18:50:53
「でも、この城を手放すわけでもないのに庭師に暇を出すわけないですよね?」
フローレンス
18:53:17
「何か事情があったとしても、代わりのかたを、すぐに雇い入れるものとは思いますけれど……
 ……城主さまはあまり世間と関わらなくなられたようですし、お気になさっていないのでしょうか。
 けれど、こうして夜会は開催なさっています……でも、すぐに部屋へ下がってしまわれて。
 もしかしたらお体の具合が悪かったりするのかもしれませんけれど……」
#使用人
18:54:29
「あれから、新しい庭師の方が雇われるわけでもなく、中庭は無秩序に植物たちが伸びていって……
 みていられないので少しだけ手入れしましたけれど、流石に私だけじゃ勝手も人手も足りません」
フローレンス
18:54:34
「クリム様が担当される前の、役職のかたも、急にお暇を出されたと聞きました……」
#使用人
18:56:00
「グランシャンさまの身体が悪くなったという話は聞きません、というより分かりません……
 前は商談のあと、私たちによくお話してくださったんです。
 でも今は、たまに部屋を出たかと思うと、二言三言でまた部屋に戻るんです」
フローレンス
18:57:05
「……不安にさせるようなことを、言ってしまっていて、ごめんなさい。
 でも、こんなに大勢だなんて……偶然とは思えません。
 きっと、見つけ出します……原因も、いなくなったかたがたも……」
#使用人
18:57:31
「今はクリムさまがつきっきりでお世話をされています。
 前の使用人長は、グランシャンさまが直々にお暇を出していました。
 グランシャンさまが一番、誰よりも働きぶりを見ていたはずなのに……」
18:58:02
「はい……どうか、これ以上誰も居なくなってほしくありません」
#シャイニィ
18:59:32
「流石にただごとじゃないね……」
フローレンス
18:59:56
「あなたのことも、護ります、から。
 わ、わたしなんかでは、頼りないということは、わかりますから、安心してくださいとまでは、言えません……
 ……でも、その……もう、おひとりで悩む必要だけは、ないはず、ですから」
#使用人
19:00:52
「いえ、そう言っていただけるだけで……」一筋涙がこぼれ。
「もし、グランシャンさまがこんなことをしているとしたら……わたし、どこに行けば良いのでしょう……?」
フローレンス
19:02:50
「自分のためには勇気なんて出ないですけれど……ひとのためなら、な、なんとか……」
 もじもじとして、
「……それは……、いえ、きちんと原因が分かった後で、考えましょう。
 いざとなればシャイニィ様が――こちらは、わたしよりずっと頼りになりますのでっ……」
#シャイニィ
19:03:12
「うん、まずは目の前のことを解決してからだね」
フローレンス
19:03:28
「え、ええと、関わりがあるかは分からないのですけれど……。
 もう二つ三つ、伺っても、よいでしょうか……?」
#使用人
19:03:52
「は、はい。なんでしょう……?」
少しびくっとしたあと、背筋を正し。
フローレンス
19:06:09
「ありがとうございます……」
 恐縮げに首肯して、
「……シャイニィ様は、グランシャン様の、その、恰幅がよろしくなられた、と仰っていました。
 お食事は、おもに、クリム様がご用意されている……と、あちこちのお話から、そう受け取ったのですけれど。
 やっぱり、たくさん、料理なさるのでしょうか……? どんなものを召し上がるのでしょう……?」
#使用人
19:07:34
「ここ(古城)での食事は、私たちもグランシャンさまもほとんど同じです。
 野菜に魚、ときどき肉にふかふかのパン……
 違うのは個々人の量くらいです」
19:08:55
「食事は私たち使用人が【厨房】で用意しています。
 催しで用意しているのは外部のコックさんにも力を借りていますけど、下ごしらえは私たちが頑張っているんですよ」
フローレンス
19:09:05
「ふかふか……わたし、猫が好きで……
 ……いえ、これは今は関係ないです、けれど……」
#使用人
19:09:57
「確かに、グランシャンさまは少し丸くなられました……
 食べる量は人一倍多いのです、けれど、人一倍動かれる方だったのです。
 ですのでそれまでは腹筋も素敵でした。いえ、少々丸い姿も嫌いではないですけれど……」
19:10:18
「ネコ……ネコチャンなら、少し前まではよく中庭に迷い込んできていましたよ。
 最近は、全く見ませんけれど……」
フローレンス
19:11:51
「そう、なのですね。
 ……でしたら、恰幅がよくなられたのは、単に、お仕事などをあまりなさらなくなったから、なのでしょうか。
 代わりに何をなさっているのかは、やっぱり、少し、気にかかりますけれど……」
#使用人
19:13:47
「いまやグランシャンさまはペンとインクで莫大なお金を動かす方です。
 普段から商談をしていて、自らの足で相手の商会へ向かい、そして戻って来ているんです。
 今は、あちらの使者をこの古城に招いていることがほとんどで、それであまり動かなくなってしまいました」
フローレンス
19:14:01
「猫が寄りつかないお庭は、辺りに何かあるという兆し、です……」
 一般には猫というか動物全般についてそう言うものらしいが、ともあれ。
#使用人
19:14:20
「私たちとしては庶民的で好感が持てますけど、もう少し馬車などを使われては、と思っていました」
19:15:20
「私たちを数人だけ連れて、徒歩でオロスまで商談に行ったこともあるくらいで……
 そういうところも、私たちは好きなんです」
フローレンス
19:18:44
「そう……なのですね」
 自分で動かないのは、貴族や富豪としては逆に普遍的だろう。フットワークが軽いと侮られるから、というのもあるだろうが。
 凋落したくせに、使用人が言う“庶民”の感覚があるわけでもない――自分をとても不安定なものにあらためて実感してしまいつつ。
「……他のかたも、以前のグランシャン様を慕われるお声が、多かったです」
#使用人
19:19:35
「はい、私たちの主ですから」まっすぐとフローレンスを見てそう言い。
#
19:20:09
(今回は、このあたりのキリが良さそうなところで区切っても良いでしょうか)
フローレンス
19:21:37
「何かの事情があったとして、以前のように戻られると……よいのです、けれど」
 たとえ、盆に返らぬ覆水が、この世には多いと知ってはいても。
「その、もう一つは……、最初に、いなくなったと思われるかたは、どなたでしょうか。
 前の使用人長様についてが、かなり前のことという口振りでしたけれど……」
19:21:49
 (よさそうなのです)
#使用人
19:25:06
「はい……最初に居なくなったのは、パーティーに訪れた方でしょうか。
 骨とう品をいくつもコレクションされているかたで、よくパーティーに訪れていました。
 一か月半ほど前、帰られる人の中に居なかったんです」
19:25:17
「次は……使用人長のセイロンさんです。
 とてもお勤めが完璧で、自他に厳しい方でしたけど、それは周りを想ってのことでした。
 お暇を出されて、再び戻って来てほしいと探しましたが……以来音沙汰がなくなって」
19:25:35
「その後は、次々と居なくなっていって……」
#
19:29:44
「クリムさんもお勤めは完璧ですけど……あの人までいなくなったら、どうなるのでしょうか……?」
使用人とフローレンスたちは話し、情報を集めていきます......
19:29:49
というところで、一度区切らせてくださいな。
フローレンス
19:30:44
「わかりました……」
 次いで、少し躊躇したのち、
「……その、疑っているという段のことではなくて、
 時期が近そうですし、何か関わりがあるのかもしれないと思って、なのですけれど。
 クリム様がお城にいらした時期は、どこに位置するでしょうか……?
 それと、あの石像がコレクションに加わった時期も……」
 
 ――訊ねて、時系列の整理を試みながら。
 後編へ続く……のです。
#使用人
19:32:07
「石像は、2か月ほど前からこちらにありました。
 その不思議な見た目に、グランシャンさまは惹かれたらしくって」
「クリムさまがこちらに来たのは1か月半ほどです。
 それから、人が居なくなるようになってしまいました……」
#
19:32:19
と伝えつつ。
TOPIC
19:32:25
 || by GM黒宮
#
19:32:39
お疲れ様です。 (一時停止のマーク)
フローレンス
19:33:29
 お疲れ様です……もじもじ。
#
19:34:05
グランシャンがどうなっているのか、主の部屋で何が起きているのかはまだ未知数ですね。

再開は、明日20日(木)の13時ごろから、問題なければ始めさせてくださいな。
フローレンス
19:35:28
 かしこまりました。また明日にて、よろしくお願いいたします。
 わたし、それまでブロブ浴していますね……!
#
19:35:48
はい、宜しくお願い致しますね。
19:36:43
ではでは、今回は一端ここで閉じさせて頂きますね。
疑問点がありましたら、次回開始の前後に伝えられる範囲で解答させて頂きますね……!
フローレンス
19:37:53
 シャイニィ様の似顔絵はまだでしょうか(疑問点)
 ――もとい、それでは、ひとたび退室いたします。また明日に、です。
SYSTEM
19:37:55
フローレンス様が退室しました。
#
19:38:08
はい、お疲れ様です。
SYSTEM
19:38:10
GM黒宮様が退室しました。
フローレンス
20回
30回
40回
50回
61回
74回
80回
90回
100回
111回
120回
6回平均7.500
他(NPC)
20回
31回
40回
50回
60回
72回
80回
90回
100回
110回
120回
3回平均5.667
2d6分布
1 + 1 = 2
0.00%
1 + 2 = 3
0.00%
1 + 3 = 4
0.00%
1 + 4 = 5
0.00%
1 + 5 = 6
0.00%
1 + 6 = 71回
11.11%
2 + 1 = 31回
11.11%
2 + 2 = 4
0.00%
2 + 3 = 5
0.00%
2 + 4 = 6
0.00%
2 + 5 = 73回
33.33%
2 + 6 = 8
0.00%
3 + 1 = 4
0.00%
3 + 2 = 5
0.00%
3 + 3 = 6
0.00%
3 + 4 = 7
0.00%
3 + 5 = 8
0.00%
3 + 6 = 9
0.00%
4 + 1 = 5
0.00%
4 + 2 = 61回
11.11%
4 + 3 = 72回
22.22%
4 + 4 = 8
0.00%
4 + 5 = 9
0.00%
4 + 6 = 10
0.00%
5 + 1 = 6
0.00%
5 + 2 = 7
0.00%
5 + 3 = 8
0.00%
5 + 4 = 9
0.00%
5 + 5 = 10
0.00%
5 + 6 = 11
0.00%
6 + 1 = 7
0.00%
6 + 2 = 8
0.00%
6 + 3 = 9
0.00%
6 + 4 = 10
0.00%
6 + 5 = 111回
11.11%
6 + 6 = 12
0.00%
合計9回平均6.889
2d6合計分布
20回
0.00%
31回
11.11%
40回
0.00%
50回
0.00%
61回
11.11%
76回
66.67%
80回
0.00%
90回
0.00%
100回
0.00%
111回
11.11%
120回
0.00%
1/2d6分布
12回
22.22%
25回
55.56%
32回
22.22%
43回
33.33%
54回
44.44%
62回
22.22%
発言統計
その他(NPC)222回60.3%17900文字55.5%
フローレンス141回38.3%14130文字43.8%
GM黒宮5回1.4%204文字0.6%
合計368回32234文字

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