師よ、私もついに師と同じ冒険者となりました。
森では見た事のない種族に文化、それに本でしか見た事のない魔法が沢山あります。

毎日が新しい発見の連続で忙しくも楽しい毎日を私は過ごしています
この光景を師は私に見せたかったのですね。生憎並んで見ることはできませんでしたが.....

それはそうと、冒険者たちが集う宿の喧騒、同じ目的をもつ仲間達と過ごす夜の会話などなど...
師との二人旅の時に何度も聞いた師の自慢話.......その話は何度も聞きましたよ。
何て何回言ったでしょうか。けど、いつも私に冒険の話を楽し気に語る師の姿は私は好きでしたよ

こうして、師と同じ冒険者になって私と同じ冒険者と過ごして......
今まで師の後ろを歩いてきただけの私でしたが、今やっと横に並び立ったような気がします。

もう共に進むことはできませんが、今度は私の背中を見守っててください