6月4日 レバノン村にて : 日誌
コンスタンティン・ファム・レーヴェヒト  (投稿時キャラデータ) サナダ 2019-06-06

今ここで僕は懺悔します。
僕はアルムお兄さんを傷つけてしまいました。
たとえ鹿の魔物の能力だったとしても僕が傷つけた事に変わりないのですから。

事の顛末は鹿退治の依頼を受けた時から始まります。
アルムさんシェルミーさん、キュロスさんに新しく知り合いましたクレリアさんを加えて
村を暴れまわっているという大きな鹿を退治する依頼を受けました。

道中では困っている商人さんの商品を買ってあげたり、薬草を見つけたりしました。
この時は今までの冒険と同じようにうまく行くと思って皆さんと楽しくおしゃべりしていました。

しかし村に着いた時に異変に気付きました。
村はたくさんの鹿に荒らされてしまい、村の狩人の方々はひどく傷ついていました。
村長さんから事情を聞きますと大きな鹿だけでなく他の鹿まで増長して村を荒らすようになったと言う聞きました。

そして暴れ鹿を退治するために僕たちは森の中に入りました。
森の奥に進むにつれて鹿の視線を感じるようになり、ついに暴れ鹿が現れた時
僕たちは既に取り囲まれていました。

後ろをキュロスさんに任せ僕は鹿の群れに立ち向かいました。
小鹿を倒して回った頃、異変は現れました。
鹿がシェルミーさんを蹴り飛ばしたかと思うと、立ち上がったシェルミーさんは
鹿ではなく僕に斧を振りかぶってきました。

僕は頭が真っ白になって、どうして襲われたのか訳が分からなくなりました
目から涙があふれ出て来て、必死に武器を振り回して。
何が何だか訳が分からなくなって……

気付いた時には、うずくまるアルムさんが居たんです。
僕がやった事もわかってました。

鹿の能力の所為だとはわかってました。
アルムさんは気にしないで良いとは言っていました。
でも僕は気にせずにはいられませんでした。
シェルミーさんは僕に謝ってくれました。
僕は、まだ謝れていないんです。

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