今回は私の6回目の冒険です!
神官様のエイスさん、戦士のヴァンスさん、私の初めての冒険に付き合ってくださったヴィクセリアさんなど憧れの人たちと再開することが出来ました。
もうひとりのパーティーメンバーの射手、リゼットさんもとても強い魔動機師で、見劣りする自分に嫌気が差すばかり。
彼女たちの立派な後ろ姿を目にする度に、仲間が倒れるのを青ざめて見てただけの私なんか、引退して故郷に帰った方がいいんじゃないかと、前回の冒険以降ずっと思っていた気持ちが強まります。
そんな私に才能がある、謙虚も行き過ぎると目に余ると叱咤激励して下さって、私は少しでもその言葉通りになりたいと、今回の依頼の対象と思しきスライム達と対峙しました。
経験を積む中で、強い精霊と契約して使えるようになった新たな魔法は、その相手にとても効率よくダメージを与えることに成功しました。
立派な戦いぶりだったとヴァンスさんに褒めていただいて、その調子で進めとエイスさんに言っていただいて、目の前の霧が晴れる心地でした。
私はこれからも、冒険者を続けます。目の前で仲間が倒れる情景が目に浮かばなくなったわけではないし、強敵との戦いは恐ろしいけれど、この立派な方々の背中を追いかけると決めました。
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