本日は蛮族の集落が確認されたということで、その集落の偵察依頼を請け負いました。
しかし、目的地で私達が目にしたものは、巨大な何かによって瓦礫の山と化した蛮族の集落でした。
そこで出会った、ダークトロールアデプトのマイさんとフーグルモーターのドゥさんの証言によると、魔神によって引き起こされた惨状だったそうです。

話を聞き出すことに成功した私達でしたが、私達は人族で彼らは蛮族ということで、一時は一触即発の危機でした。しかし、血気盛んなマイさんとは違い、老練な戦士であるドゥさんの取りなしによって、私達は魔神を倒すまでの間、共同戦線という流れになりました。
彼らによって案内された洞窟の中で、今の私達では明らかに勝てない魔神を発見し、青ざめる私でしたが、その魔神は虫の居所が悪いと言って何処かへ消え去り、入れ違いに現れた魔神の部下が私達の始末を担当することになったようです。

一段劣る強さだったとは言え、それでも破格の強さを前に手こずる私達でしたが、蛮族の二人が自分の身を顧みないバーサークの特殊神聖魔法によって、敵に大きなダメージを与えてくれました（同行したパーティーメンバーであるリーンさんの攻撃は、バーサークを使用した彼らを上回る物であったと特筆しておきたいです）。

彼らはこれからも、集落を滅ぼした魔神を追うとの事。彼らの旅路が無事でありますように、友人の一人として祈りたいです。
……まあ、バルバロスが人族なんかと友人になるものかと一蹴されそうですが、少なくとも既に私は彼らの友人のつもりですので、勝手に祈るくらいはさせてもらいます！