ある少女 : 日誌
フェイノ・モジーリ  (投稿時キャラデータ) さしろ 2018-10-16

依頼を終えたあとの帰り道に、あいにくの雨となりました。
偶然にも館の近くを通りましたので、そこで一晩の宿を取らせていただくことに。
館の主は未だにあどけなさの残る少女でした。聞くところによると、都合により生家を去ることになっていたそうです。
その前に、亡き父への最後の挨拶を済ませたい、という少女の願いを聞き、一宿一飯の恩義を感じていた我々は引き受けることにしたのです。

諸事情により依頼の詳細は伏せますが、少女はきっと、これから先も苦難を乗り越え生きていくでしょう。
過去はすでに過ぎたこと、ボクも前を向く時が来たのかもしれません。少女との約束を違えぬためにも。

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