ある小国で生まれ、物心ついた頃には娼館で働いていたアルヴの少女。
本格的な仕事にうつされる前に、反乱によって娼館が無くなり自由の身に……といえば聞こえはいいが、
他の生き方を知らない少女には何も先立つものが与えられず、更には周囲のアルヴに対する偏見から国を追われてしまう。
行商人、旅人、その他さまざまな者たちに取り入って渡り歩き、生き方を模索しているうちにブランブルグにたどり着く。
穢れ持ちのナイトメアやアルヴどころか人族に友好であれば蛮族すら受け入れる懐の深さと、冒険者という生き方に魅かれるのは、それから程なくして。

そうして彼女は、冒険者になった。
日銭と、強い冒険者のマナ……もっと出来れば、生涯仕えられるご主人様を求めて。

基本的には一度の冒険中を試用期間と位置づけ、マナを分けてくれた相手を冒険が終わるまで「ご主人様」と呼ぶ。
冒険中は「ご主人様」に尽くし、何でもいう事を聞く。

セッション8605「水路洞窟の光景」にてクリスティアン・セドリック・アッシュバートン(PL:トーゴーさん)と契約。
冒険時以外は住み込みで仕えることになった。
ひとまずの目標は達した彼女だが、今度は彼の為に力を付けるべく、冒険者業は継続することに。